2009年6月19日金曜日

メトロ デル マーレ

ここのところ暑い日が続いているので 少し気休めに海の話題を。話はちょっと長くなりますが。

南イタリア、ソレント半島の主要な都市を巡る 「地下鉄!?」を紹介します。

ソレント半島と言えばナポリ民謡「帰れソレントへ」に歌われるように

風光明媚な場所として世界的に有名です。

そんなところに地下鉄?と驚かれる方も多いと思いますが、

本物の地下鉄が開通したわけではありませn。

春から夏の間、「メトロ デル マーレ」と呼ばれる船が

ナポリからソレント、ポジターノ、アマルフィー、と寄港しながら

サレルノまで一日何便か運行します。

運営しているのはナポリ市。これが結構いい船旅なんです。

2時間30分くらいですが、ソレント半島やカプリ島、イスキア諸島を

眺めながらのクルージングは最高に気持ちいいです。

本当に「サンタルチア」や「帰れソレントへ」などを口ずさみたくなります。

何故「メトロデルマーレ」と呼ばれるのかよくわかりませんが、

そんなことなんかどうでもいいのです。

とにかく潮風が気持ちいし、海がマリンブルー、

点在する街はパステルカラー。夢のような世界です。


ナポリを出港。港には地中海クルーズの大型客船が停泊しリゾート気分を盛り上げてくれます。

すこし走ると左手にベスビオ火山、ポンペイの町が見えてきます。

最初の寄港地はソレント。街自体はこのがけの上に広がっているため、

船からは全貌は見えませんが、夏の間はリゾート客でいっぱいです。


トンネルとか階段でビーチまで降りることができます。写真の右側にビーチがあります。


次の寄港地はポジターノ。タイル張りのクーポラが美しい教会が海岸に建ってます。

民家や、別荘、ホテルは崖にへばりつくように建てられています。

形は違うけど僕のふるさと長崎のようです。

この辺りは映画やTV,コマーシャルでよく見かける風景です。
乗船していた人たちの半分ほどがこの町に滞在するために下船します。 船着場のすぐ横が海水浴場になっています。 小さな漁船もいて、獲りたての食材を供給しているようです。 港へ入っていく豪華水中翼船。ポジターノに別れを告げ次の寄港地 アマルフィーへ出発です。 アマルフィーに到着しました。この町は中世の頃から造船、 海運で有名な町です。名前の響きも良いですね。 なんだか本当にセレブが似合う町です。 今、アマルフィーを舞台にした邦画やってませんでしたっけ? しかし陸路でこのあたりの町を訪ねるのはけっこうスリリングではないでしょうか。 断崖絶壁の狭い道路を対向車に気をつけながら運転しなければならないから 景色どころではないでしょう。 この町で大半の人が降りてしまいます。 船には色々な人がいてポジターノに泊まってアマルフィーに遊びにいく人 ソレントからアマルフィーに行く人など、皆さんバカンスをエンジョイしてます。 アマルフィーを出港すると20分程度でサレルノ港へ到着します。 この港で下船する人はほんの一握りでした。 僕達はサレルノの町をぶらぶらしながら駅まで歩き、 ナポリ行きの電車に乗って帰りました。 船賃は確か片道21Euroだったと思います。 このメトロ デル マーレの詳しいことを知りたい方は http://www.metrodelmare.com/へアクセスしてみてください。

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