2019年2月14日木曜日

南紀の週末住宅

 


2年前から計画し、少しずつ進めている南紀の週末住宅。

メイン棟以外に小規模なRC造の別棟を作つています。

ロケーションは敷地の岬部分突端。
そこにコンクリートの温泉浴槽部分と芝生のデッキスペース、
付帯して夏の間、ゲストを招き入れるシンプルな小屋を計画しています。

































浴槽となる部分は昨年秋に躯体は出来上がっていますが、
小屋として機能する部分は今年工事を行う予定。

メイン棟の竣工に合わせてこちらも完成する予定です。

専用階段を下ればプライベート海岸に出ることが出来ます。

岩に砕ける波の音を間近に聞きながら、浴槽に浸かることが出来ますし、
海に沈む夕日を独り占めしながら、リラックスした時間を過ごせます。
隣地などの建物が視界に入らないように
美しい空間だけを切り取るためのRC壁を設けてあります。






























夏の小屋とメイン棟はこのくらい離れてます。
中間地点にもう1棟、ツリーハウス的な小屋を計画しています。

施主は私よりも年上ですが、本当に少年のような心を持たれた方だと思います。


 
 
 

2019年1月31日木曜日

守口プライマリーワン竣工写真



守口市に計画していた「守口プライマリーワン」
昨年9月に竣工していました。

CGはブログに掲載していましたが、
竣工写真をアップしていませんでした。

この集合住宅はバルコニー手摺にとても特徴があります。
竹林をモチーフにデザインしてパターン図をCGで制作し
大型の特殊なインクジェットプリンターで読み込みガラスに着色。
それに熱処理をして強化ガラス状にしたものを合わせガラスとして
手摺りにしたものです。
このプロジェクトのために特殊ガラスを得意とするガラスメーカーと
共同で制作しました。

非常に存在感があり、国道2号線に面したこの建物は
独特の存在感を放っています。






































1階エントランスまわりも「モダンな和」をテーマにデザインしました。
インターホンパネルはかぐや姫の「竹を」イメージしたもの。
縦格子から零れる光と影は竹林のイメージです。




























壁には古典的なパターンの菱のレリーフ。
間接照明で浮き上がらせてあります。

























自転車置き場へ向か通路は土塀の路地をイメージし、
照明で木漏れ日を演出しています。


























縦格子を要所に配置し、空間距離感や間合いを作ってあります。

大胆さと懐かしさが共存する賃貸集合住宅が出来上がりました。




2019年1月14日月曜日

きものショールーム改装



年末年始にかけて改装工事を行っていた
京都室町通りのきものショールームが完了しました。

一般小売呉服店ではなく、着物メーカーさんの問屋さん向けショールームです。
広いスペースにたくさんの反物や帯などがデイスプレイされます。

なので、空間を飾り立てるというよりも、
呉服の素材や柄・色などを正確に見てもらうためのシンプルな設えが必要です。

ただ、少しグレード感も欲しいという要望もありましたので、
組子障子を使って上品な仕上げを意識しました。

勿論このプロジェクトもマッシモにCGを制作してもらい、
全体的な空間の雰囲気を理解してもらいながらの作業となりました。

社長様にも非常に気に入って頂き、ちょっとホッとしました。

改修部分だけでも460㎡ほどあるため、全体がボケてしまわないよう
また着物と喧嘩しないようポイントを限定した控えめな設えです。

エントランスホールの組子障子デザイン。
2種類のデザインパターン(角麻、竜胆)を交互に配して
背面から照明で柄が浮き出るようにしています。



















































まだディスプレイする前、工事完了した時点の写真です。
何となくCGのように見えますが、実際の写真です。







































こちらは改装前の写真。


























下は計画時に用意したコンピューターグラフィックスです。
着物もすべてオリジナル制作しています。




















2019年1月10日木曜日

謹賀新年と近況報告




皆様、新年明けましておめでとうございます。

少し遅い新年の挨拶であり、
またすっかりご無沙汰しているブログの挨拶となってしまいました。

忙しいということを理由にしてはいけませんが、
昨年はアトリエにとりまして予測しなかった事が色々とありました。

ただ、もう流れに無理して逆らうのではなく、
むしろ身を任せ自然体で日々を過ごそうと思っております。
仕事も無理はせず、ゆっくり、ゆっくりと。。
納得のいく仕事をするために、
それを許していただけるクライアント様のお仕事を中心に。。
ちょっと身勝手かもしれませんが。


さて、2017年春から少しづつ進めている、南紀の週末住宅。
昨年暮れにメイン棟が上棟しました。
そして海により近いプール棟はコンクリート工事が半分ほど完了しました。

お施主様といつもより良い住まいにするため、
戦いながら打合せをしていますが、
最近はお酒を飲みながらの打合せが中心になってきましたので
前にも増して、進捗状況がペースダウンしております。

南紀プロジェクト、昨年暮れの様子。







































明日はこの南紀の現場で工務店さんと打合せ。

美し水平線と青い空が待っています。

2018年6月8日金曜日

嵯峨野別墅



先日、京都「嵯峨野別墅」では、カメラマンによる
インテリアの撮影を行いました。

前回撮影した時には、納品されていなかった家具なども納まったので
再度撮影しました。

数点その写真を掲載いたします。

納まるところに家具がおさまった感じがします。

まだすべての工事が完了したわけではないので、
これからも少しづつ変化していくと思います。

















徳永さんの家具を意識して内装をデザインしてありますので、
落ち着いた空間が広がっています。




















玄関土間は変更する予定です。

































































最終的にはHPに他の写真も含めアップする予定です。

2018年5月15日火曜日

プライム リブ ステーキ



久しぶりに料理のご紹介。



























写真のプライムリブ、
1人前の皿に盛られたお肉は厚さが3㎝~4㎝程、
重さは450~500gほどあります。
大きな塊のローストビーフを低温でじっくりと焼きながら、
注文があるとお店のボスが切り分けます。

味付けはいたってシンプル。
塩コショウのみです。

お皿に添えられた醤油ベースのソース付けて食べますが、
ナイフを入れると肉汁が溢れます。

大きい肉の塊ですが、シンプルな味付けなので、
あっさりと食べれます。
美味しいです。肉本来の味がします。

フィリピン人のお父さんが、ずっと同じ調理方法を守り、
価格も安く提供してます。このお肉で18ドルくらい。。。

治安があまりよくないところなので、
ディナーよりもランチの方がお奨めです。

食べきれない時は皆ランチボックスに詰め込んで持って帰ります。

私の好みのお店「Ray‘s cafe」

2033 N King St、Oahu




2018年4月17日火曜日

「街のサナーレ」を訪ねて




日々の仕事に追われ、なかなかブログを書く時間がありません。

今年は少し仕事をセーブし、じっくりと考える時間を作りたいと思っているのですが。。


先週末、母親の33回忌と中学時代同窓会があるため、長崎へ帰りました。

長崎へ帰る前に寄り道をして見学したい建物もあったので、
思い切って金曜日から3連休することにしたのです。

どうしても見学したい建物は佐賀県伊万里市にある「街のサナーレ」という施設。

「人生フルーツ」という津端修一さんご夫妻の日常を撮り続けたドキュメンタリー映画も中に
最後に搭乗する建物です。

90歳で亡くなられた津端さんが人生最後の建物として、
無償で計画された木造の建物達で、
以前からその依頼があるかのように、構想を密かにあたためられてようで
わずか二日で草案をまとめられ施設関係者に渡されたそうです。

それから2か月後、津端さんは眠るように逝かれました。

映画の中ではそのスケッチだけが紹介されただけでした。
なので、出来上がった建物を是非見学したかったのです。

穏やかに晴れた日電車を乗り継ぎ、
少し海の湿り気のある風に吹かれながら
「街のサナーレ」へ到着しました。

































施設内にあるカフェで少しやすんで、建物をじっくり眺めていました。
目を閉じると津端さんご夫妻の声が聞こえるような気がするし、
津端さんの胎内にいるような不思議な気持ちになります。

トップライトから優しい光が落ちる空間は、
そこにいるだけで涙が溢れそうになります。



























普通の空気が流れ、当たり前の時間が過ぎることが、
こんなにも美しく素敵な事なんだと、あらためて思います。

ぼんやりとその雰囲気に包まれていると、
しばらくして施設長の方が声をかけて下さいました。

空間の中に溶け込んでいたので、すぐに声はかけられなかったそうです。

施設長に案内して頂き、敷地内のいくつかの建物を見学させて頂きました。
施設と周辺の街とは隔てるものが何もないため、
近所の方や幼稚園児、小学生らが普通に敷地に入ってきます。
それを見ていて、建物の配置も含め、開かれた空間の在り方が
とても自然で穏やかで、違和感なくと溶け合うのが素晴らしいと思いました。

津端さんが長い間突き詰めておられた理想の人間関係が
そこにあるように感じました。
そのことを理解して施設を作られた病院関係者の方々の
信念も素晴らしいと思います。

心温まる素敵な一日でした。