2015年6月24日水曜日

友 遠方より来る。。。



仕事の話の中だけで、相手の事を知ろうと思っても、
分かり合えるはずがない。

ましてや外国の方で言葉が通じ合えるわけでもなく、
通訳の方を通して話しているのだから、
どこまで核心に近づいているのかわからない。

そんな時は思い切って、
美味しい食事と杯を重ねるのが一番の近道だと思う。















美味しい食事は互いの緊張感を和らげ、
美酒は口元を滑らかにする。
見たことのない食材に目を輝かせ、
日本の繊細な味覚を存分に楽しんで頂く。
亭主や女将の細やかな気配りが、
自然に互いの距離を近づける。

テンションが上がれば、
会話の中に互いの本音も垣間見える。
「山口さんと知り合えて本当に嬉しいけれど、
この店に連れてきてくれたことが一番嬉しい。。。。」
それが一番の褒め言葉だと思った。















すごい勢いで平らげた鯛めし。
鯛の頭と鳥取産の有機米を一緒に土鍋で炊き込む。
炊きあがってから、鯛を取り出し
丁寧に骨とアラを取り去って、身をもう一度土鍋に戻し
檸檬をギュッとしぼって、少し蒸らしたものを
よそおって貰った。手間のかかる地味な作業だ。
雑味が抜け、鯛のうま味がお米の甘みと絡み合う。
緊張感が解れた「M」さんと僕との関係のようだ。
(ちょっと言い過ぎかな)

趣味は食べることや食材の探求、そして旅行。
その国のマーケットを覗きに行くのが一番好き。
そりゃあ僕も一緒。
市場の中の生き生きとした庶民の姿を見ることが
その国に来たことを実感させてくれる。
二人でノリノリの旅が出来そうだ。

何故か昨夜は日本酒を飲んでても
変な酔い方はしなかった。

料理に合った間違いのないお酒を出してくれたのでしょう!

「肥後橋 やま本」の亭主と女将に感謝します。
良心的な価格で、目利きされた本当に良い食材で
感動する料理を作ってくれます。

皆さん、本当の日本料理を食べてみたくなったら是非どうぞ。

肥後橋 やま本

大阪市西区江戸堀1丁目18-20
電話 06-6147-8227
お休みは不定休です。















最後にお店の前でパチリ。
若草色の暖簾が目印です。

0 件のコメント:

コメントを投稿