2014年8月4日月曜日

階段



「新しい京都時間の佇まい」はよりよい住まいを目指したいという
お施主様のご要望もあり、あちらこちらを変更したり、
スペックを上げたりと、その間の打合せに相当時間を費やしました。

数日前やっと鉄骨階段が取り付けられました。
キール構造(竜骨)の階段で、どちらかいえば私が得意とするデザインです。
段板を受けるための鋼板は薄っすらと弧を描くように計画しました。
普通、階段は登る方向とか、側面が顔になるのですが、
ここではあえて、階段の裏側を顔としてデザインしています。
玄関ホールからリビングに入ると、
正面にいきなり階段の裏側が見えることになります。
それが2階の南棟と北棟を結ぶ空中歩廊と交差するカタチに配置してあります。
仕上は完成した時のお楽しみの一つかもしれません。
階段の踏み板はお施主様が選ばれました。
ほとんど黒に近いオスモのエボニーブラックをウォールナットの単板に塗り
ブラッシング仕上げ(うずくり仕上げ)した特注品です。

これからどんどん仕上げ工事に入って行きますが、
お施主様のイメージされている仕上げに近づけるため
打合せが毎週続きます。


















同じような位置から制作したCGも参考に
アップしておきます。














色々と検証するためのCGも数多く制作していますが
CG担当スタッフはよい経験をしていると思います。

今年も半年以上過ぎ、完成引渡しが増えてきて、
現在は福井県敦賀市、京都市、和歌山県新宮市、北摂で施工中の住宅4棟、
それに大阪市北区の集合住宅と少し落ち着いてきました。

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