2014年8月6日水曜日

美しい配筋



色々とバタバタしてすっかりブログにアップ出来なかった
「新たな京都時間の佇まい」とそして「削ぎとられた風景」。

今日は北摂で計画しているこの「削ぎ取られた風景」の現場話題。
今年1月から7月半ばまで擁壁を作るための工事をずっと続けてました。

7月終わりに確認申請が済み、やっと建築本体工事に着手しました。
この住宅はRC・鉄骨・木造と混構造の建物なのですが、
構造計算が結構大変でした。。本当に。。
まずは地下部分となるRCと鉄骨の躯体工事からです。

写真は基礎配筋ですが、かなりの量の鉄筋が組まれています。
盛土する部分の土圧も受けるため、上部は木造平屋なのですが
配筋量が結構ありますね。
鉄筋の後ろにある土嚢がこの建物の地盤になります。
地下1階のコンクリート工事が終わると、今度は木造基礎を施工するため
地盤改良を行ないます。














下の写真は丁度地下1階の玄関あたりでしょうか。
左下に見えるのは鉄骨柱用のベースパック。
地下1階は玄関ホール・エレベータースペース・収納
階段があるだけですが、階段は5mほどの吹抜けになり
天窓から上質の光が落ちてきます。














基礎のコンクリート打設が済むと、今度は壁、柱、梁の配筋です。
写真はこれから配筋検査をする前の写真。
この鉄筋の上部が1階のGLになります。














1階地盤から見た玄関ホール、配筋がとても美しいです。
しかし、ほとんど土の中に埋設してしまいます。。。














監理を担当しているK君は、もっと手間のかかる
「新たな京都時間の佇まい」と南森町の集合住宅も担当しているので
本当に休む間もないのですが、ベテランなのでキッチリ監理してます。

この「削ぎ取られた風景」が今年最後の上棟になります。
外観は最終的に、スプリットショットレッジストーンという
ボーダーの石張りになりました。
まだまだ、姿形は見えませんが、
完成すると存在感のある住宅になると思います。














工事写真は丁度車の左側あたりになります。
道路に面してまったく窓はありません。
あるのは壁に掘り込まれた照明スリットくらいでしょうか。。
色々な仕掛けがあるお住まいで、完成が楽しみです。

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