2014年4月11日金曜日

庫裡のプレゼン



昨年の暮に初めてお会いした、南紀のお寺のご住職。
何度か通いヒアリングや周辺環境の調査を重ね
本日やっと「庫裏」のファーストプレゼンをさせて頂きました。

色々な仕事が重なり、模型を作る時間が無くて
昨夜、いや今朝明け方までかかってやっと出来上がり、
仮眠をした後、コンセプト文・プラン図。模型を携えて
特急くろしおに乗り込みました。

テンションが上がっていたのか、
あまり眠気は感じてなかったのですが、電車に乗車したとたん
睡魔に襲われてしまい、最寄駅近くまで熟睡してしまいました。
もう若くないのだから、あまり無理してはいけませんね。

ご住職にお会いしてコンセプトを声を出して読ませて頂き
図面で設計趣旨を説明し、ご理解いただいた上で
模型を見ていただきました。


















中庭に面して多くの柱で構成したスリットが
特徴的な「庫裏」です。
このスリット部分は単なるデザインではなく
東側の駐車スペースから本堂のある西側へ通り抜ける
「道」と中庭を緩やかに仕切る役割を担っています。
この建物の中にある「道」は色々な仕掛けをしてあり、
お参りに来られる方々に楽しんでもらえる空間になっています。














まだ詳しいことはお話できませんが、
ご住職にとても気に入っていただけたようです。

2年後の秋完成を目指して、
これから色々な折衝ごとが動き出します。
庫裏をデザインするのは初めてでしたが
また色々と勉強することがあったり、
あらためて京都の仏閣を真剣に見てまわる
機会を得ることが出来ました。

不思議なもので、このお話を頂く前に
京都でいくつものプロジェクトを進めることとなり
あえて時間を作って調査に行かなくとも
色々な事を調べられたのは有難かったですね。

さあ、これで昨年末までにお話を頂いて進めてきた
プロジェクトのプレゼンはすべて終了しました。
これから年末までは施工中、確認申請準備中
実施設計中、基本設計中とすべて実際に動いている
プロジェクトに所員・元所員や教え子等応援スタッフが
かかりきりになります。

でも近畿圏の北の端から南の端まで同時に工事することになり
移動時間も大変です。
何せ特急電車の乗車時間だけでも5.5時間になります。
さすがに日帰りは出来ません。。。
こんなに近畿って広かったけ?

トンネルの向こうの光も、
薄っすらと見えてきたような気がするのは
僕だけでしょうか。。。。

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