2014年3月2日日曜日

2つのプロジェクト



ほとんどの週末は住宅系クライアントの方々との打合せを予定しています。
時期的に相当数のプロジェクトが同時進行していますので、
日程調整をしながら、平日に打合せのための準備(資料請求、サンプル準備
取引先との打合せ・作図等々)をしています。

スタジオクランツォではすべて異なるタイプの住宅設計をしていますので
準備はそれなりに大変です。
よく混乱しないですねと言われますが、基本的にスタッフは地域別に担当を分けて
仕事を受け持っていますので、とても忙しいですがそれなりに対応はできてます。

一番大変なのは僕自身ではないかと思います。
すべてのコンセプト・基本デザイン・模型制作は私の担当なので
私が一番混乱しているかも知れません。。。。

昨日、土曜日はやっと許可がおり着工した「削ぎ取られた風景」の打合せ。
地中まで含めると4mにもなる擁壁工事がスタートしています。
近隣の皆様のご協力でスムーズに工事は進捗しています。
ただ、古い土地でしたので、予想外に既存の擁壁工事が甘くて
補修・撤去・新設などの付帯工事が増しています。
頭の痛いところです。

































日曜日は「新たな京都時間の佇まい」の施主打合せ。
設計図書から変更になった部分、これから変更したい部分等の
見積増減・デザイン案の再提出、使用材料の再確認などなど
打合せ項目が目白押しです。
あらかたの基礎工事は完了しましたので、もう間もなく建て方
上棟と工程は進んで行くのですが、時期的に職人さん達が手薄で
工程調整が必須です。

写真はアプローチ付近からリビング・ダイニング方向を見たものです。
左右にガレージが並びアプローチには床埋め込み照明が玄関へと誘います。
中央はリビングの直下にある地下1階。しっかりと防水・断熱をしてあります。
一番奥にも庭を作り、比叡の山から吹いてくる「よい気」を含んだ風を
屋内に取り込む計画です。

下の写真はリビングスペースから敷地西側にある中庭を臨む風景。
高さ2.4mの打ち放しの 塀が立ち上がっていますが、
この壁には600角のタイルを貼ります。
床も600角のタイルですが、ここに旧家屋の庭に置かれてた
「座禅石」をディスプレイし、傍に常緑株立ちの「ヤマボウシ」を植えます。
その根元から小さなせせらぎを作り、コンクリート壁が終わるあたりに出来る
小さな円形の水盤へ水を流す予定です。
歴史を受け継いできたものと、新しく用意する素材の組み合わせとの
妙味を楽しむ空間ができる予定です。




























2つのプロジェクトともまだまだ時間がかかるプロジェクトですが
楽しみながら向き合っていきたいと思っています。

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