2014年2月13日木曜日

庫裏



数日前、ある臨済宗のお寺のご住職にお会いしました。

昨年暮に一度お会いしてから、ご住職が多忙ということもあり
なかなかタイミングが合わず調整に手間取ってしまいましたが
やっとお会いすることができました。

何のためにお会いしたのか?
僕の煩悩の相談。。。。ではありません。
(本当はその相談が一番重要かも知れませんね)

お寺の庫裏(くり)を作る計画があり、お話を聞くために伺いました。
境内近くには梅がほころび、よい香りを放っていました。




























もう春がすぐ近くまで来ているのでしょう。

ゆっくりと腰を据え、色々な話をさせて頂きました。

庫裏に対する自分の思いやお参りに来られる地元の方の動線、
クランクした参道を道しるべのように照らす光と陰影。
版築や蛇籠、焼杉のこと。それからこの集落の風景、気候のこと。
またフランスやイタリアでの街における広場や教会の役割など
多岐に渡ったお話が出来て実りある時間となりました。

最寄駅に停車する電車は2時間に1本ほどしかないこともあり
お話を伺った後、帰りの電車を待つ間、
以前から歩いてみたかった里道を少し散歩。

年季が入っていい色になった波トタンの小屋。
傍らには枝から落ちた八朔でしょうか、
これも近くに住む野生の動物達の餌となるのでしょう。


















少し歩くと薪が美しく積まれていました。
無造作ではなく、きちんと計算された積み方なのでしょう。
傍に寄ると、とても良い香りがしていました。














灯りが点った無人駅。
一日に上り下りそれぞれ10本程度の電車が停まります。
静かな、本当に静かな停車場です。
電車を待っているのは僕一人でした。。。。。

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