2013年11月15日金曜日

シェフ



1年ほど前、あるイタリア料理の女性シェフからオリーブオイルを頂いた。
もちろん僕らには手に入りにくいオイルであることは間違いない。

「LACROPOLI」というプーリア州マルティーナ・フランカの生産者のオイルです。 



























もともと彼女が作る料理の仕上げに、たまたまかけてあった。
いつもの料理のオイルの香り以上に、
芳香で新鮮なフルーツのような味だった。
「このオイル何! 凄く美味しい!!」と言ったことを覚えてくれていて、
事情があり、お店を閉店する事になった日、
このオイルを持ってお別れの挨拶に来てくれた。

今年の夏の始め、突然連絡があり、
アトリエに訪ねて来られ、色々な事を話しましたが
シチリア・トラパー二近くの有名店で修行した
彼女の「クスクス」が食べたいんですよね。
ぼちぼち、自分の将来のこと考えましょうね「N」シェフ!
帰り際、近いうちに合わせたい人がいるので連絡しますと言われた。

1ヶ月ほどして、あるイタリア料理のシェフからご連絡があった。
京都でイタリア料理店を経営されているのだが、
あらたに、ご両親が経営されてた料理屋の跡地で、
お店を作りたいので設計デザインを検討して欲しいという依頼だった。

この夏、現地調査や申請絡みの調査などをしながら
事業予算策定などのお手伝いをさせていただいてた。
数日前、やっと本決まりとなり、このプロジェクトが動き出した。

こちらもオリーブオイルの産地で有名なリグーリア州ジェノヴァで
長く修行されてた経験を持つシェフなのですが、
オリーブオイルが取り持つ「ご縁」なのかもしれない。



不思議なもので、和歌山県南部に集中していたプロジェクトのメドが立つと
今度は京都府や隣の福井県にプロジェクトが集中する。

週の半分近くはアトリエの誰かが京都方面に出向いているが、
現在、神戸市、芦屋市、吹田市、大阪市内でも工事や設計を進めており
ありがたい事に当分ゆっくり出来る余裕はなさそうだ。

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