2013年10月8日火曜日

「オープンハウス」・・・・・しません!



設計事務所を開設してから20年以上経ちますが
僕は今だに「オープンハウス」なるものを開いた経験がありません。
これから先も開催するつもりもありません。

考え方は色々あるでしょうし、設計事務所も自営業ですから
生活の糧としての仕事は必要です。
そのための「オープンハウス」や見学会を否定するつもりもありません。

ただ、自分としては新築やリノベーションした住まいはやはり唯一「お施主様」のもの。
僕もお施主様と向き合って工務店共々必死に作ってきたという思いがあります。
その思いはそこにこれから住まわれる「主の方」に生活の中で
ご理解頂ければいいかなと考えています。

お披露目はお施主様が本当に見て欲しいと思われる方に見ていただければ
充分かなと思います。

いずれにしろ、建物を見られて同じものを作って欲しいという方は
いらっしゃらないでしょうし、そもそもお施主様が違えばライフスタイルも
色々な好みも、その土地の環境・気候風土も違うわけですから
同じものが出来るわけがありません。

スタジオクランツォの住宅は正直言って、バラバラです。
姿かたち、素材、色等々 同じものはありません。

唯一あるとすれば、お施主様とのヒアリング・バスや電車、自前の足を使った
敷地調査、それらを踏まえた上で考える「コンセプト」です。
このコンセプトから僕が勝手に命名する「住まいの名前」が建物の特徴になります。

そして如何に「洗練されて美しい建物」を作るかということ。
洗練されて美しいとは建物の姿かたちばかりを言うのではありません。
建物を引き渡し、そこで始まった生活そのものが美しく輝く
幸せな家族の日常であって欲しいのです。
そんな思いを込めた住まいをこれからも一生懸命作って行こうと思います。












「碇を下ろしたフロートハウス」














「抱きしめられる家」

















「海に背を向ける家」











「記憶の家」













「BW‐H」

















「櫻山居」そして
エトセトラ・・・・・

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