2013年10月5日土曜日

時は巡る



1ヶ月ほど前、ある方からメールが届いた。

そのメールには神戸の山手で自分達の好みの住まいを見つけ
その建物を購入したいと考えているので、リノベーションをして頂けないか?とありました。

リノベーションは建築家にお願いしたくて、自分達の嗜好や
無類のイタリア好きということもあり、色々探していたら私にたどり着いたそうで
直ぐにでも会いたいという内容が書いてありました。

お施主様も私も多忙ということでなかなかタイミングが会わず、
やっと今日その購入された建物を拝見させていただいた。

建築家が自邸として建てられたその建物は当然個性的でありました。
ただお施主様のライフスタイルにフィットしないところもあり、
どのようにしてリノベーションするか、工務店も交え話し合いました。














確認申請書等を拝見させて頂くと、設計者の名前に見覚えがありました。
ヒアリングさせていただいてる時から、知り合いではないかと気になっていました。

18年ほど前、東京であるコンペの表彰式があったのですが、
同じ賞を頂いた神戸の建築家の方がおられ、関西同士ということもあり
レセプションパーティで色々な話をさせて頂き、これから仲良くしましょう!と
名刺交換して別れた。

その後数年は年賀状のやり取りもしていたのだが、
会う機会が得られず疎遠になってしまった。
名刺に書いてあった住所の近くに行く度、どうされてるかなあと思うもの
連絡するまでにはならなかった。。。

そして今日、どのようなご縁かはわからないけれどその彼の自邸と巡り合うこととなった。
事情があり、東京へ引越しするためにこの住まいを手放されたそうだが、
残念ながらご本人とはお会いする事は叶わなかった。

互いにリノベーション部門のコンペで賞を頂いたのだが、
その彼の自邸を僕がリノベーションすることになるとは夢にも思わなかったが
これも何かの巡り合わせなのだろうか。。。。

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