2013年9月9日月曜日

京都、地鎮祭に思う





















昨日は「新しい京都時間の佇まい」の地鎮祭でした。

生憎の雨空でしたが、地鎮祭に雨空というのは
僕の場合、意外と多くてあまり気になるものでもありません。
大抵が、地鎮祭が始まる頃降っていた雨も
祭事が進むうちに止み、次第に晴れ間も見えてくるのです。

本当に不思議なんですが、昨日の地鎮祭も終わる頃には
いつものように光が差してきました。

大将軍神社の神主さんの素晴らしいご祈祷のおかげでしょうか。。。。

京都には都をを守るために四方の要所にこの大将軍神社があるそうです。

一番興味深かったのは写真の鎮め物。
五行思想というのでしょうか、中央の黄色い鎮め物を守るために
周囲の四つの方向(東西南北)にお守りを一緒に鎮めます。

五行思想などは難しくてとてもここでは書けませんが、古代中国に端を発する
自然哲学の思想で、万物は木・火・土・金・水の5種類からなるという思想だそうです。
「互いに影響を与え合い、その生滅盛衰によって天地万物が変化し、循環する」という
考えだそうです。

基本的には風水も含め方位、季節、成長などそれぞれに色や守り神があります。

例えば、方位(東西南北)ですが、東は青(緑)、西は白、南は赤(朱)、北は黒(玄)
これは季節にも置き換えられ 東(青春) 西(白秋) 南(朱夏) 北(玄冬)

また守り神というのでしょうか 東・青春・青龍  西・白秋・白虎 南・朱夏・朱雀 
北・玄冬・玄武。。。。古くから色々なものに応用されていたようです。

中央の黄色の鎮め物は何にあたるのか。。。
五行では黄色はやはり中心というか、方位で4つの方角の中央にあたり、
四季では季節の変わり目、土用になるそうです。
黄色は土にあたり万物を育成・保護する性質を表わし、
季節の変わり目の象徴だそうです。

すみません、これ書き出したらキリが無いくらい色々なことに応用されていて
さすがに千年の歴史を持つ京都ならではの、納得がいく答えになるのですが
この場所にお住まいになられてた、お母様のお話に合致するところが多々あり
あらためて京都という土地柄を、再考しないといけないなあと感じた次第です。


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