2013年5月21日火曜日

美しく装うために



仕事は常に1物件ではなく、
同時進行しながら異なるプロジェクトが動いている。

僕は全体を見ながら進み具合や、自分のイメージしている空間が
プロジェクトごとにきちんと遂行されているかチェックをしている。

いつもは頭の中にプロジェクトごとのCAD図面を開いて、
それぞれのイメージで図面を描いていて、必要な時は
実際にパソコンのマウスを動かして図面を描きます。

本日は図面とは違うけれど、頭の中に描いた集合住宅の外観の
イメージを具体的に作る作業をしている。














周りにあるのはイメージからピックアップしたカラーチャート。
「モザイク」をテーマにしているので、
複雑な色彩を外部に描き出すことを考えている。
まだまだ時間がかかる仕事なので、頭の中を時々リセットしながら
進めています。

料理人もある意味そんな色彩デザインを皿の上に表現している。
僕が大好きな北浜のライオン橋のたもとにある「ユニッソン・デ・クール」
阪本シェフはまだ若いけど素晴らしいセンスと感性、そして味覚の持主。

彼は絵描きが白いカンバスに絵を描くのと同じように白い皿しか使わない。
一度彼と京都「緒方」で食事をしたのだが、その時、器の話になって
「白い皿はごまかしが通用しない、すべて白い皿で勝負するのは
本当の料理の美しさや美味しさ、そして彩の妙味を見て欲しいから」と
僕に話してくれたことがあるが、訪れるたびそのことを思い出しながら
食事をしている。















淡路サワラのシャリモー キウイとハーブのグラサージュ














ミディ白アスペルジュのデクリネゾン


















小松島苺のフレジュ

クライアントの皆様には機会を作って彼の料理を食べていただいているが
まだまだ通わないといけないようだ。

HPが新しくなって料理写真も載っているから見てね!と彼がいうので
アドレスを書いておきます。気になる方はどうぞ!
www.unisson-musee.com

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