2012年9月26日水曜日

不思議なつながり



先週金曜日から昨日までずっと出張続きでした。

まず金曜日は名古屋で計画を進めている「抱きしめられる家」の
施工を考えている工務店さんの岐阜本社や自社プレカット工場を見学。

翌日は目黒区三田の集合住宅リノベーション工事の工務店さん、
設備関係業者さんと打合せのため東京へ。

そして月曜は和歌山県新宮市で計画している
「錨を下ろしたフロートハウス」のMさんご夫妻と食事しながら
今後の進め方打合せ。
本来なら僕がご馳走しないといけないのに
美味しい食事をまたまたご馳走になってしまった。
Mさんいつも有難うございます。とても気が引けます。
この店に納めているMさんのところのお肉。
とても美味しかった。葉ワサビをつけて食べるのが新鮮でした。
何切れか食べてから写真撮ってないのに気が付いて
あらためて撮りましたのでお肉がちょっと少なめ。スミマセン!














翌日火曜日は同じ新宮市でこれからスタートする住まい「揺らぎの情景」
Uさんご夫妻と初めて本格的な打合せ。

打合せまでの時間が少しあったので何回も新宮を訪れていながら、
一度も行けなかった熊野速玉大社にお参りしておこうと足を運んだ。




























やはりこのような神聖な場所を訪れると背筋がピンと伸びる。
また社の朱色が深い緑と相まって美しい。
平日の朝でしたのでそれほど観光客も多くなくゆっくりと参拝できました。


















屋根の重なり合いがとても日本的で美しいですね。

参道の途中に気になる喫茶店があったので参拝の後
ちょっと覗いてみました。















扉を開けると中にご年配のご婦人がお二人。お店の方のようです。
目に付いた先だっての水害の記録写真集を手に取り
冷たい珈琲を注文して一人静かに写真集を眺めていました。

お店は紀州材をふんだんに使ってあり、壁は漆喰の左官仕上げでした。
Uさんのところも内装はこんなイメージしておられるのかなあと
大きな梁を見上げながら考えていると、お店の老婦人が声を
かけてこられました。
「東京からですか?」
「いえ大阪からです。なんだかお店が気になったのでちょっと寄りました。」
私も6年前までは神戸に住んでました。」。。。。
他愛も無い話を30分ほど続け、
「このお店の材料は紀州材ですよね?」と尋ねてみました。
「そうですよ、とても腕のいい大工さんがいてね、その人に建てて貰いました。」

Uさんから腕の立つ大工さんがいて、家を建てるときはその人に頼もうと
思っているというメールを頂いてました。

「なんという大工さんですか?」と尋ねると「K」さんという答えが返ってきました。
あっUさんがお願いしたいという大工さんだ!そう思ってゆっくりとその仕事を
見てみました。確かにりっぱな材をふんだんに使ってあります。

チャンスがあればその「K」さんの仕事を見てみたいと思ってましたので
好都合でした。
老婦人に「実は私は設計の仕事をしていて、今度その「K」さんと一緒に
仕事をするかもしれないんです。」と話すと、「予約がたくさん入ってるから
簡単には仕事してもらえないかもしれないねえ」と仰いました。
そうなんだ、そんなに腕利きの大工さんなんだ。。。。。

その後、打合せのためUさんご夫妻とお会いして朝あったことをお話したところ
「その二人、実は私の叔母なんですよ!」
「えっそうだったんですか。。。実は参道に何だか気になるお店があったので
入ってみたんですよ。まさか叔母様とは思いませんでした。。。」

いつも、僕のまわりでよくある出来事が新宮でも起こってしまいました。
縁はどこかで繋がっているのか、速玉大社のお導きなのか。。。。

やっぱり新宮は僕にとても合ってる町なのかも。。。。。

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