2012年6月3日日曜日

2つのプロジェクト



日曜日の午後、「錨を下ろしたフロートハウス」の模型を
もう一度作ってました。

最初の模型は施主のMさんにプレゼントしたし、あらためて
全体的なプロポーションを自分自身がしっかり把握したかったからです。

「抱きしめられる家」と「錨を下ろしたフロートハウス」はとても似ています。
建物のカタチは敷地や風景、環境、ライフスタイルなどまったく違うので
同じではありません。














上が「抱きしめられる家」下は「錨を下ろしたフロートハウス」














この2つのプロジェクトロケーションは愛知県と和歌山県ですが
お施主様の年齢はご夫婦ともほとんど一緒。
建物の床面積も予算もあまり変らない。
ご主人はお二人とも車が大好き。
奥様はこれまたお二人ともヨガやジャズダンスが趣味。




























2つの住まいとも2階部分にリビングダイニングキッチンがあり
L型にレイアウトされててよく似ています。
意識的にそうしたわけではありません。
ヒアリングを重ねていくうちにそうなったのですが、
根本的に大きな違いがあります。
それは「抱きしめられる家」は外に閉じた住宅、
「錨を下ろしたフロートハウス」は外に開いた住宅になっています。

その違いは周辺環境にあります。
そのため光や風の取入れ方、風景の切り取り方がまったく別物に
なってしまい建物のカタチもまったく違うものになりました。
実施設計にはまだまだ時間が必要ですが、
同時平行して考えているととても楽しくワクワクします。

いずれどこかで「ご対面」していただかないと。。。。

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