2012年5月2日水曜日

お伊勢参り



この歳になるまで何故か伊勢神宮へ参拝する機会がなかった。
近くまでは行くものの素通りすることが多くて気になりながら
そのままになっていた。


















一昨年正月、無性にお伊勢詣でをしたくてチャレンジしたのだが
電車の予約が取れず断念。。。
一昨日、近くの津市へ行く用事が出来たので、これはもう行かないと
絶対チャンスを逃してしまうような気がして。。。
天気予報も夕刻から雨になると予報していたので、津市での用件を
手際よく済ませ、あわてて近鉄五十鈴川駅へ向かった。

自分の中での伊勢神宮は神々の世界で、常人が立ち入ることを許されない
結界の向こう側のようなイメージがあり、神の領域だと信じていた。














おそらく森の奥、五十鈴川の上流はそのような土地なのであろう。
しかし、ゴールデンウイークの最中、それを打ち消すような人の多さだ。
参道を歩いているうちにその思いは何処かへ飛んで行った。
しかし、湿度を含んだその空気はさすがに気持ちがよい。














さすがに正宮辺りは常人がうかつに近寄れない
神々しい空気が漂っている。














正宮の屋根の形状は直線的でなんと現代的なんだろうと感じる。

言い方は悪くて申し訳ないのだが、「ガンダム」のパーツのような
ハードでメタリックな雰囲気は若い人たちにも受け入れやすいのでは。
しかし金箔が美しい。。。
来年は20年に一度の式年遷宮の年だそうだ。
正宮に参拝した後、雨が降り始めた。
神楽殿まで戻ると本降りになり、傘を用意して無かったので
ちょっと雨宿りをさせていただいた。
紺地の垂れ幕と緋色の組紐がとても美しい。
日本の美意識の高さを垣間見る。

もう一度、参拝客の少ない厳寒期に尋ねてみて、
神宮の森と対話してみたい。






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