2012年1月10日火曜日

タイムカプセル





事務所宛の郵便物の中に1通の手紙が混ざっていた。
差出人は見慣れない名前。

えっ ひょっとしてあの「Sさん!?」
封を切った瞬間、僕はタイムカプセルを開けてしまった気分になった。

長崎に住んでいた40年前、高校3年生の頃、僕には憧れている人がいた。
今でもハッキリと覚えている容姿。とても素敵な人だった。
少しだけ年上で、その頃はそんな年齢の人がとても居心地がよかった。

その後、東京の大学に進学した僕はSさんに何度か手紙を書いた。
それもAIR MAILの封筒を使って。。。。。
どんな内容だったかはさすがに覚えてはいないが、
多分ちょっと恥ずかしい内容でしょう。

そのAIR MAIL封筒が幸いしたのか、Sさんの長崎の実家に
その手紙はずっと置いてあったそうだ。



今は東京に住んでらっしゃるそうで、昨年末長崎へ帰省された折、
荷物を整理する中で僕のAIR MAILの封筒を見つけられたらしい。

インターネットで検索して、僕が大阪で仕事をしていることがわかり
手紙をくださった。


最後にお会いしたのは偶然に出合った博多駅か東京駅の
新幹線ホームだったと記憶してます。



手紙を頂いてとても嬉しかった。
なんだかとても大切な宝石を頂いたような。。。



手紙を読んだ後、封筒にそっと顔を近づけてみた。
なにか40年前のあの頃の空気や匂いが残っていそうな気がした。






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