2011年12月18日日曜日

愛しのチーズ




日曜日の夜、あるプロジェクトの最終イメージを固めるため
一人アトリエでパソコンを睨む。

大まかなイメージは出来ているが、細部のディテールを確定させるためには
自分の頭の中に完成パースを描き、それをヘリコプターに搭載したカメラのように
ぐるぐると回りながらチェックをする。
まあいつものことで、そう簡単にハイ出来上がりとはいかない。

30分睨んでは10分休憩。あんまり効率がいいとは言えないが、
自分の中ではこれがベスト!と思っている。

お腹が空くといいアイデアも浮かばない。ちょっと休憩。
今日は事務所に来る前、デパ地下で白かびチーズ(ブリー・ド・リヨン)と
フランスパンを買ってきた。それにシャンパーニュといきたいところだが、
我慢して近くのSTARBUCKSに行きカプチーノを用意。

この白カビチーズとフランスパンを食べる度思い出すことがある。

40年ほど前、高校生の頃ですが、何を思ったか学校のランチに
時々フランスパンと白カビチーズを持参していた。
確かに学校はフランス系のミッションスクールではあったが、
もちろん親が持たせた訳ではない。
その頃の友人と二人でお金を出し合い本当に昼ごはんとして買っていた。

地方の小都市長崎にはその当時輸入食材専門店は1軒しかなく、
高校生が行くような場所ではなかったが、当時その店がカッコよく見えたのだろう。
子供の小遣いで買うには高価な食材だったチーズ。
親には教材を買うんだと言ってお金をせしめてたような気もするが。。。

まあ小生意気な高校生だったんでしょう。デルモンテのピクルスとかも買ってたもんなあ。
クラスメイトからは「なんだコイツら。。。。」と冷ややかな視線を浴びながら。

その時の友人、今はレストランのオーナーになってます。。。

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