2011年11月28日月曜日

蛇籠






現在たつの市で建築中の「記憶の家」。来月早々には上棟式を迎えます。
その外塀に使っている蛇籠。
それは土木の護岸工事に使われている金属製の網籠がベースです。

古来は写真のような竹を亀甲柄に編みこみ、中に石などを詰め
土留め(岸の土が流れないようにするためのもの)材料の一つとして使用されていました。

現代では強度や手間がかかって、大型の護岸などには向きませんが
日本庭園などのせせらぎ沿いに、植栽の土が流れ出ないように
並べたりします。

先日訪れた京都祇園のお店の小さな庭に使われていた蛇籠。
ただの竹籠なのに本当に蛇のように見えます。
ちょっと怖いかな?


先人たちの知恵や工夫には本当に感嘆させられます。
京都はこういった伝統的なものが、普通にそこかしこににあって
とても勉強になります。



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