2011年10月20日木曜日

抱きしめられる家



名古屋市で夏からプランをあたためていたクライアントから
私どもと一緒に「新しい住まいを作っていきたい」と正式に設計の依頼がありました。

私のクライアントの中では一番お若いご夫婦です。

お会いしたのは2回だけですが、中身の濃い時間を過ごさせていただいたり、
私のブログを最初から全部読んでくださったりして、僕の感性や考え方を
ご理解いただいて設計を依頼されたのだと思います。


計画地は私にとっても「思い出の場所」近くで、是非ともこの計画のお手伝いをしたいと
願っておりました。

ずっとメール交換をしながら、お二人のことを教えていただいたり、
私の住まいや生きていくことに対する考え方をお話して、施主と設計者のギャップを
埋める作業をしてきました。

そこでテーマとなったシンプルなフォルム、絞り込んだ光、互いの気配、
空間の距離をどのように表現するか知恵を絞りました。

そして、光や風の動きが何気ない日々を「特別な日」に変える
手品のような空間を作ろうと思いました。

「住まいにそっと後ろから抱きしめられる」ちょっと幸せな気分を
そこかしこに味わえる家にしたかったのです。


設計は時間的に少し余裕がありますので、
これからじっくりお話し合いをしながら、完成度の高い住まいにしたいと思ってます。

設計を進めていくことがとても楽しみです。

「O さん」ご夫妻、これからも宜しくお願い致します。

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