2011年8月14日日曜日

牛乳石鹸



ここ一週間程ブログを書いていなかった。

お盆休暇で別にサボっていたわけではない。それどころかお盆休みもない!

このところ、ずっと引きこもるように事務所で図面を描いたり模型を作ったりで
書こうと思うタイムリーなネタもなかった。

今日(14日)は「三世代家族の家」いや「四世代家族の家」のMさんご家族と
工事中の建物の構造軸組みを確認していただく約束になっていたので、
神戸市北区へ出かけた。
建築地は有馬温泉近くの高台で周辺に緑も多いし、かなり気持ちのよい風が
建物を抜けていく。夏でもエアコン無しでいけそうだ。

ただ、行き帰りの行程は日陰も少なくたっぷりと汗をかく。
事務所に戻る頃には汗を出し切って体中ベトベト状態になる。

こんな日は早く家に帰ってシャワーを浴びスッキリ、サッパリしたい。
でもなんとなく、液体ボディーシャンプーや外国製の高価な「しゃぼん」で体を洗うよりも
写真の「牛乳石鹸」を使いたい気分。
なんだかサラッとしてて、気持ち良さそうと思ってしまう。

昔からある(もう100年くらい前から製造されているらしい)石鹸。赤箱の他に青箱もある。
僕はこの石鹸がお気に入りなんですよね。あんまり余計なことしてなさそうで、
パッケージもなかなか味があるし、知らなかったのですが、ベルマークまで付いてる。
ベルマークは僕が小学生の時始まったんだよね。

話は横道にそれて申し訳ないのですが、大学4年から社会人になりたての頃
僕は東京の港区南青山7丁目(表参道の直ぐ近く)のちょっと面白いアパートに住んでました。

3階建てのそのアパートは1階に洋装屋さんと「ブリキのおもちゃ」なんかを扱う骨董屋さん。
2階に部屋が4つあり、3階は増築した「へんてこりんな部屋」が1つあって、それ以外は
洗濯物を干す屋上みたいになってて、誰でも自由に出入りでき、よくそこで僕も含め入居者が
「サンオイル塗りまくって身体焼いてました」
昔、ショーケン(萩原健一)と水谷豊主演のTVドラマ「傷だらけの天使」の舞台みたいな建物でした。
そんなドラマみんな知らないか。。。

このアパート、かなり古い鉄筋コンクリートの建物でその風情が気に入って
入居の申し込みをしたのですが、他の方に決まった後でした。う~ん残念と思っていたのですが、
大家さんが「長崎出身の人だったら会ってみたい」と連絡があり、お話してみると家主のお父さんが
長崎の出身で、私の母校「海星高校」の校長先生をなさってたそうで、何か縁があるというか
それならばと、決まっていた方をお断りになり僕が住めるよう配慮してくださったのです。

当然、部屋にはお風呂がありませんでした。一番近い銭湯は青山通りを渡り、
紀伊国屋という超高級スーパーを横切った裏手にあり、洗い桶にシャンプーと牛乳石鹸とタオルを入れて
青山通りをウロウロしてました。今考えればそんな場所に銭湯があったのもすごいけど、
桶片手に風呂上りボサボサの髪の毛であの通りを闊歩していたのもちょっと恥ずかしい。

そんな訳で牛乳石鹸は小さい頃からの愛着や思い出もあり、コンビニで1個100円で売ってるし
なかなか重宝してるんですが、この製造元大阪市城東区今福にあるんですよね。
一度会社見に行ってみようかなあ。。。そんな暇ないか!



0 件のコメント:

コメントを投稿