昨日、東京へ出掛けていた。 あるコンペの敷地を下見するためだ。
事務所は有難いことに仕事の依頼が重なり、結構バタついているのに
このコンペはどうしてもチャレンジしてみたかった。
それはこの敷地が広い東京の中で身近に感じられる場所であったから。
学生時代、僕は自由が丘という街にアパートを借りていた。
当時のその街は(今もそうだが)とても上品で、街の空気がとても心地よかった。
目黒通りを環状8号へ向かう途中の等々力でアルバイトをやってたし、
その通りや駒沢通りをアルバイト先の先輩の車、オープンの「フェアレディZ」で かっ飛ばしていた。
つまり、青春の思い出の場所なのだ。だからなんだかとても懐かしい匂いがした。
それから、もう一つ。
大阪で通っていたお鮨屋「嘉瑞」の堀内さんが、師匠の「あら輝」のお店を譲り受け
昨年3月に新たにオープンしたお店が、このコンペの敷地から10分程歩いたところにある。
東京に移転してからも何度か足を運んでいるのだが、何か縁があるように思えた。
もしもお鮨がお好きなクライアントで、そこで生活されるようになったら
そのお店に絶対行かれるだろうなと直感した。
そして、最後に施主が希望されているライフスタイルが、
先日完成した「BW-H」と数多くの類似点があった。
だから応募してみようということになった。
桜吹雪の中での現場調査は汗ばむほどの陽気だったが
色々感じることもあり、大きな収穫を得られた。
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