週末の夜、お客様の「Nさん、Yさんご夫妻」から、一緒に食べに行こうと誘われていながら
2ヶ月前にタイミングよく予約をしないと席が確保できない超人気店で、
スケジュール調整がなかなか出来ずにいたこのレストランにやっと伺うことが出来た。
オープン間もない頃、一度食事に来たことがあったのだが、あまり印象に残らず足が遠のいていた。
その頃は北海道のウインザー洞爺にある「ミシェル・ブラス」の料理の印象があまりに強くて、
そこで修行されてた「米田シェフ」の料理を甘く見ていたのかも知れないのだが、
その後 ご存知のようにミシュラン3つ星を獲得され、押しも押されぬ有名店になってしまった。
このところ、食べたものをどうだと言わんばかりに写真掲載しているのでなんとも気が引けるのだが、
私は素晴らしい料理と一生懸命考えた建築は相通じるものがあると思う。
料理人は食材の味覚の違いやカタチ、色彩などを組み合わせ皿の上で表現する。
それはシェフの考え、哲学を表現する場でもある。
まさに固有の土地に施主の意向を踏まえ、建築家が表現する空間そのものではないだろうか。
そう考えながら一流シェフの料理を眺め味わうのは、それこそ建築の勉強の場ではないか。
最後のお茶菓子を堪能し飲み物をいただくまで、知らぬ間にその夜は4時間を越えていた。
それだけシェフの料理に没頭していたのだろう。時間を忘れさせるほど素晴らしい料理であり
サービスがあるからこそミシュランは3つ星をこのレストランに与えたに違いない。
お客様と杯を重ねているうちに新しい交流が生まれそうな会へご紹介していただくことになった。
そこでも「面白いつながり」があるような気がしてなりません。
お食事に招待してくださった「NさんYさんご夫妻」本当に有難うございました。
至福の時間をたっぷり楽しませていただきました。
上の葉書は本家本元「ミシェル・ブラス」のガルグイユです。
料理というよりも美しい一枚の絵のような作品。
言葉では表現できないほど美味しく感動した料理でした。
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