昨日は東野田プロジェクト(アーバネックス京橋プライマリーワン)最後の定例会議でした。
工事はもうゴールを迎えようとしています。来週末には設計検査
そして3月中旬には完成引渡しです。
2009年秋にこのプロジェクトがスタートして1年半が経ちますが
どうしてこう月日が経つのが早いのでしょうか?
工事規模が大きくなると施工の分業化が進んでいるので、
職方の皆さんはたいていがもう次の現場で作業をされていて
建物の完成を見ることはあまりありません。
設計する立場としては職方さんに単なる作業現場の一つと思われたくない。
設計者は面倒なことばかり言っていたけれど、面白い仕事だったなあ
出来上がったら是非見てみたいなあと思われるような建物にしたいのです。
一人ひとりの職方さんと管理する工務店のスタッフがいて初めて僕らの
図面はカタチになっていきます。
でも最近の職方さんはみなさん優しくなったなあと思います。
若い頃は本当によく怒られました。
南側と北側の外観。それぞれに部屋があるので似たようなカタチになっています。
手摺りの色合いは奇数、偶数、素数を使い、農耕地のパッチワーク模様をイメージしてます。
エントランスまわりでは最後の仕上げ工事が急ピッチで進んでます。
先日、愛知県多治見市へ検品しに行った織部製陶さんのタイル(クレイマイスター)や
目透かし積みの大型タイルを作業中。透かし積みのタイルはこの中に照明が仕込まれ
行灯のような柔らかい光がエントランスホールを包み込むことになります。
結構手間のかかる作業で、俗に言う職人泣かせの仕事です。
でもこの職方さんたちは僕の仕事をあちこちの現場でしていただいているので
面倒には慣れてると思います。右の写真の白い点は目地調整用の詰め物。
タイルが重いので硬化するまでタイルが動かないように固定しています。
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