2011年2月16日水曜日

心をピュアにする本






このところ夜は少し時間が取れるようになった。

だからといってボーッとしてるわけにもいかない。
こんな時こそ本を読もうと思った。建築に近くて建築ではない本を読みたい。
そんな中、専門書店ではなく雑貨屋の片隅においてあったこの本が目に止まった。

本のタイトルに惹かれたのかもしれない。
「美しいもの」「美しいこと」と書かれた2冊の本とその表紙が最近の僕好みだった。

塗師である著者が「美しいものとは何だろう?」という自分自身への問いかけから始まり、
物作りを生業とする著者の周りにいる人たちへの会話の中で、その答えの糸口を探し求める対話集。

純粋に「美しいもの、美しいこと」を探し求める人たちの言葉が
僕の心に染み渡ります。
この本に登場する作家達のアトリエを今すぐにでも尋ねて、
言葉を交わしてみたいと思わせる珠玉の本です。


是非読んでみてください!

   「美しいもの」 「美しいこと」  各¥1900  新潮社
 著者  赤木明登(あかぎ・あきと) 1962年岡山県生まれ


    中央大学文学部哲学科卒業後、編集者を経て88年輪島へ。
    輪島塗の下地職人・岡本進のもとで修行、94年独立

    詳細はwww.nurimono.net/

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