先日、クライアントのN社長から仕事の打合せの後、
プライベートな事でちょっと落ち込んでた僕を、それとなく励まそうという気持ち(!?)か
単に鮨を食べたいと思っていたのか定かではありませんが、とにかく「美味しいお鮨が食べたいけど
何処かよさそうなお店ない?」と聞かれました。
ちょうど京橋でプロジェクトに携わっていたし、その近くでいい鮨店があればいいなあと
思案していたところ、食通の「KOさん」から以前「きずな」あたりいいんじゃないかなあ?と
話されていたのを思い出し、早速予約をいたしました。
N社長ご夫妻とは長~い付き合いで、ラクダのコブ料理も食べた仲。
互いに美味しいものには目が無い。
鮓「きずな」は京橋駅から歩いて5分くらいの場所にあります。
何でこんなところに?というような場所です。
「いなせ」という今は福島の「ほたるまち」に店を構える鮨店が、
以前営業された店舗を譲り受け、二年半程前に開店されたそうです。
「鮨」の字をあえて「鮓」とするあたりに店主の食材に対するこだわりを感じます。
以前余呉の「徳山鮓」のことをブログに書きましたが、魚編に作ると書く「すし」は
熟れ鮓のこと、上方方面が発祥?かも知れません。正確にはわかりませんが。
江戸前ではあまり使わないようです。
いつもの事ですが、食べた鮨の種類を書くのは好きではないので、
その日一番美味しかったネタだけを掲載します。
握る前に肴でいただいた、山口県仙崎沖のマグロと
富山湾の寒ブリ(数日寝かせて熟成させてあります)。旨みが増して美味でした。
明石の名店「菊水」で修行されていただけあって、明石で上がる魚介類に
並々ならぬ拘りがあるそうです。左はその明石の蛸のやわらか煮、右はあわびの肝。
本日の一番はこの私の故郷である長崎産の鯖、昆布との相性抜群で凝縮した旨みが
たまらんかったですね!あまり美味しかったので最後にもう一回握ってもらいました。
同じく明石の穴子、包丁の腹で全体を軽く叩いて、立ち上がった小骨を寝かせてから
同じく明石の穴子、包丁の腹で全体を軽く叩いて、立ち上がった小骨を寝かせてから
握るという細かい仕事をされています。
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