2010年8月15日日曜日

casa・M




このところ休日がまったくない私を見かねて相方が食事に誘ってくれた。

実をいうと、ここ1年程ご無沙汰している料理店があちこちにあり、
一軒ずつ巡礼のように行脚して、忘れられないよう
「生きてますよ」とアピールしているのだが、今回はオープン初日に伺って以来、
1年数ヶ月ご無沙汰していた長堀橋の「casa・M」へ出かけた。



店主の山田さんとは西梅田にある「ブルディガラ」の支配人をされているころからに付き合いで、
事務所スタッフとのウイークエンドランチやお客様との食事でずいぶんとお世話になった。


もともとホテルマンなので折り目正しい、穏やかな人だ。そして独特のペースを持ってる人!
「ブルディガラ」のあと、幾つかのお店を経験して独立されたのだが、
美味しいフレンチやイタリアンを良心的な価格で食べさせてくれる店を作った。
だから今回はしっかりとお店のコース料理を紹介しよう。
写真のイチボ肉の料理のみ別料金ですが、
デザート2種類も付いて税込み5250円のコースです!すごいお値打ち価格だと思いますよ!

左はアミューズのバーニャカウダ。あまりニンニクが強くなく上品な味。美味しいです。
石垣島の「スーナ」、泉州の水なす、オランダの黒にんじんなど入ってます。
右は鱧の三種類の前菜。ウニの海水ジュレがかけてあったり、
ローストして万願寺唐辛子と西洋ワサビ添えとかバルサミコを使って蒲焼風と凝ってます。

温かい前菜は「リ・ド・ボー」(サマートリュフのペーストと合わせてパン粉焼してある)
下には無花果のピューレが敷いてある。トリュフの香りがたまらん。美味です。
右は「イカとボッタルガのカッペリーニ」さっぱりとして口直しに丁度よい。

コースのメインはカナダ産のオマール海老。
海老味噌をつかったソースにリゾットをからませて焼いてあるパートと
爽やかな野菜とシャンパン蒸しした身を合えてある。
濃厚さと夏らしいさっぱり感のマッチングが面白い。

ちょっと物足りなかったので熟成したイチボ肉をローストしてもらった。
カマルグの塩で食べる。熟成した肉の旨みが口に広がります。
何よりも感動したのは「付け合せのスライスしたジャガイモ」
こんな美味しいジャガイモは今まで食べたことがないと山田さんに話すと
スライスしてローストしてるだけではなく、ブイヨンに漬けて寝かせて味を馴染ませ
それをじっくり低温でローストしているのだそうだ。
付け合せのジャガイモにもそんな拘りがあるなんて、
久保田シェフなかなかやりますね!
デザートは宮崎産マンゴーのアイスクリーム。ざくろの実に見えるのはタピオカです。
最後のエスプレッソのゼリーも緩んだ胃袋をギュッと締めるのには丁度いいです。


フレンチもあちこち食べ歩きましたが、ここの料理はシェフの熱意が伝わる1軒です。
普段、あんまり料理の中身の事は書かないのですが、このお店はお奨めしたいので
あえて詳細に掲載しました。
美味しい料理と山田さんお奨めのワインが飲めます。
また近々お伺いして、今度はシェフの久保田さんとゆっくり話してみたいです。


casa・M  大阪市中央区南船場1-11-19  プレサンス心斎橋ザ・スタイル1F
        06-6226-1885
       http://www.casa-m.jp  






0 件のコメント:

コメントを投稿