日曜日の夜は、お客様の「KO」さんとの2ヶ月に1度の恒例の食事会。
今回は大阪から少し離れて、京都祇園に良い所を見つけていただいた。
予約がなかなか取れないそうで、丁度2ヶ月前の食事会(フレンチ、アキュイール)の時
次はここにしましょうとKOさんから提案があり、その場で予約したお店です。
そっ(漢字は口偏に卆)啄とは 雛鳥がカラを破ろうとして嘴でつつき
雛鳥の力だけではカラを破れないので、同じ場所を親鳥が
外から破ろうとすることをいうらしい。
禅で、機が熟して悟りを開こうとしている弟子に師がすかさず教示を与え
悟りの境地に導くことをいう。
ある意味「阿吽の呼吸」のような料理人とお客の関係を意味してるのだろうか。
お店が忙しいのと、こちらもほろ酔い気分で店主に聞くのを忘れてしまった。
祇園の路地を入ったちょっとわかりにくい場所ではありますが、
知る人ぞ知る店のようで、東京辺りからも食べにいらっっしゃるようです。
まだ30代後半の店主と、若い2番手の二人で切り盛りされているが
一品一品手をかけ、しっかり仕事をした料理が8種類ほど出てくる。
それぞれに趣向があり、とても素晴らしかった。
その中でも特に目を引いたのが「鰹節」、伊勢神宮に奉納された鰹節をおすそ分けして
いただいたそうで、それでダシをとった加茂茄子のすりながし。
その「鰹節」只者ではなかった。はらはらと茄子の上にかかったその身は
艶があり、すばらしい香りだった。同じ鰹節でもこれほど違うものかと
店主の塚本さんも思ったそうだが、本当にまったく別物だった。
もう一品。淡路の沼島産の鱧。これもすごかった!
本当に軽く炙っただけのものを山葵と塩だけでいただく。
素晴らしい脂ののり具合と旨み、こんな鱧食べたらもう他では食べられませんよ!
半端ではない食通のKOさんは先月来て、今月来て、来月も来るらしい。
ということは3、4、5月にそれぞれ予約したってこと!?
毎回楽しい食事会なのですが、私が飲めないのが申し訳ない。
そのためいつも酒豪の相方に参加してもらってます。
次回は8月にオープンして間もないフレンチへ行きます。
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