2010年6月10日木曜日

集合住宅現場



大阪京橋の集合住宅の現場では杭の打設が終了し、
杭頭処理が行われています。

杭頭処理とは簡単に言えば現場造成杭(アースドリル工法)を施工する際
ベントナイト溶液というものを使って杭の穴を保護しながら掘っていくのですが、
鉄筋(籠筋)を投入し、コンクリートを流し込んで杭が出来上がります。
このコンクリートを打設する際、ベントナイトを抜き上げながらの打設になるため
土などの不純物が混じり、最後の部分が強度的に不安定な部分が出来てしまいます。
その部分をおおよそ0.7m~1mの範囲と仮定してコンクリート部分を撤去する
作業を杭頭処理といいます。
コンクリートを破壊処理すると鉄筋が見えてきます。
この鉄筋と地中梁の鉄筋を結合させて丈夫な基礎を構築するのです。

詳しくは監理担当の小浦君がスタッフブログで書いてくれると思いますが。。。。


杭頭処理をした現場造成杭が林立しています。
この上に地中梁と柱が組み上げられていきます。

杭頭処理で撤去されたコンクリートの塊。
重量で3トンくらいあるでしょうか。

杭頭処理する際、鉄筋とコンクリートをスムーズに
切り離す為、鉄筋に保護材が巻かれています。
全部の杭の処理が終わると、これから墨だし、
そして地中梁の配筋が始まります。

事務所ではこの建物に使う仕上材の最終サンプル打合せが
各メーカー、加工業者と続けられています。
外壁タイルだけでも2000㎡以上あるので、特注で作ってもらうのですが
その色、質感を決めるだけでも時間がかかります。

牛窓の住宅はもう屋根下地が済み、アスファルトルーフィングの敷きこみも終了。
今月26日には外壁に使う、焼杉の手焼作業が始まります。

事務所では「フルスケルトンリノベーション住宅」の作図作業が佳境に入ってきました。

またフレンチレストランのガラスを使った意匠デザインのエスキースも始まっています。

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