2010年6月12日土曜日

暖地桜桃



自宅近くのコンビニ前にある1本の桜の木。
今まで気が付かなかったのだが、今年はこの桜の開花が
少し早いなあと感じていた。
ソメイヨシノよりも早く咲いていて、日当たりのせいで早いのだろう
ぐらいに思っていた。

数日前から、この木の前のコンビニ行く度に「サクランボ」のような
赤い実がチラホラと茂った葉の間から見える。

ひょっとしてサクランボ!?
あわててカメラのシャッターを切った。
ちょっと小ぶりだけど、どう見てもサクランボだぞ。


木立を見上げてよく見ると、数は多くないがあちこちに赤い実や黒っぽい実が。
黒っぽい実なんかアメリカンダークチェリーの子供みたいなヤツだし。
飛来する鳥達のためにもぎ取るのは止めましたが、こんな街中にも
命の営みがあるんですね。
ただ近所にあるソメイヨシノの葉と比べてみると、葉のトゲトゲがちょっと少なくて
大振りの葉っぱです。

左がサクランボらしき実がなってた街路樹、右はソメイヨシノ。
色々調べてみると、どうも「暖地桜桃(だんちおうとう)という中国実桜という種類らしい。
「佐藤錦」や「高砂」などのサクランボとはまったく違うもので、花の開花時期も
1ヶ月ほど早いらしい。どおりで桜が咲くのが早いなあと感じたわけだ。
もちろん実は食べられるそうですが、鳥達のためにそっとしておきましょう。
3月のブログにも書きましたが、桜の開花と間違ったベニバスモモ(紅葉桜)という
ソメイヨシノより早く咲く品種があることを知りました。
都会の自然もよくよく観察してみると、新しい発見がたくさんあって嬉しくなります。
余談ですが、私の住む集合住宅の管理人さんが、シンボルツリーである「クロガネモチ」の
大木が今年は花をたくさんつけたので、植木屋さんに植えて8年経ってやっと土になじんだと
話したら、いやいや植物はもうだめだと思ったら、最後の力を振り絞って精一杯花を
咲かせることがあるからひょっとして枯れるかも。。と脅かされたと言ってたのですが
どうやらこちらも本当に根を張って、元気になったようでたくさんの赤い実を付けてます。
自然観察する気持ちの余裕を常に持たなくてはなりませんね。









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