自宅近くのコンビニ前にある1本の桜の木。
今まで気が付かなかったのだが、今年はこの桜の開花が
少し早いなあと感じていた。
ソメイヨシノよりも早く咲いていて、日当たりのせいで早いのだろう
ぐらいに思っていた。
数日前から、この木の前のコンビニ行く度に「サクランボ」のような
赤い実がチラホラと茂った葉の間から見える。
ひょっとしてサクランボ!?
あわててカメラのシャッターを切った。
ちょっと小ぶりだけど、どう見てもサクランボだぞ。
木立を見上げてよく見ると、数は多くないがあちこちに赤い実や黒っぽい実が。
黒っぽい実なんかアメリカンダークチェリーの子供みたいなヤツだし。
飛来する鳥達のためにもぎ取るのは止めましたが、こんな街中にも
命の営みがあるんですね。
ただ近所にあるソメイヨシノの葉と比べてみると、葉のトゲトゲがちょっと少なくて
大振りの葉っぱです。
色々調べてみると、どうも「暖地桜桃(だんちおうとう)という中国実桜という種類らしい。
「佐藤錦」や「高砂」などのサクランボとはまったく違うもので、花の開花時期も
1ヶ月ほど早いらしい。どおりで桜が咲くのが早いなあと感じたわけだ。
もちろん実は食べられるそうですが、鳥達のためにそっとしておきましょう。
3月のブログにも書きましたが、桜の開花と間違ったベニバスモモ(紅葉桜)という
ソメイヨシノより早く咲く品種があることを知りました。
都会の自然もよくよく観察してみると、新しい発見がたくさんあって嬉しくなります。
余談ですが、私の住む集合住宅の管理人さんが、シンボルツリーである「クロガネモチ」の
大木が今年は花をたくさんつけたので、植木屋さんに植えて8年経ってやっと土になじんだと
話したら、いやいや植物はもうだめだと思ったら、最後の力を振り絞って精一杯花を
咲かせることがあるからひょっとして枯れるかも。。と脅かされたと言ってたのですが
どうやらこちらも本当に根を張って、元気になったようでたくさんの赤い実を付けてます。
自然観察する気持ちの余裕を常に持たなくてはなりませんね。
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