2010年6月27日日曜日

松浦漬け




日曜日の午後、溜まっている仕事を片付けるために事務所へ。

梅田の阪神百貨店と通路を挟んだ向かい側から、ヒルトンホテルにかけて
おばちゃんたちが都道府県別に、土産物や物産品を販売している昔からある通り。
確か「アリバイ横丁」なんて呼んでませんでしたっけ?

いえいえ、実際にカラ出張のアリバイなんかに使ったことはありませよ!僕は。
神に誓って!

時々じっくりと観察するのですが、いやあ懐かしいものがありました!
佐賀県呼子の名産品、「松浦漬け」。
レトロなパッケージの缶詰です。
昔からまったく変りません。缶きりで開けるタイプではなくなりましたが。

中身は鯨の上あごの軟骨「蕪骨」を細かく刻んで水にさらし、酒粕で漬けたものです。
小さい頃はクラゲの粕漬けと思って食べてました。

余談ですが、九州は鯨をよく食べます。
街にはまだ鯨屋さんという鯨専門の小売店があって色々な部位を売ってます。

尾の身の刺身なんか、冷凍しているものを買うと家に着く頃、 丁度いい具合に解凍され、
ちょっと厚めに切ったその肉を生姜醤油に浸して、 口に入れると氷のシャリッとした感触と
濃厚な肉の味がたまらなく美味しかった。大好きな一品でした。
ずいぶん小生意気な小学生だったんだろうなあ。

ちなみにサメ(フカ)の肉も湯引きにして売ってます。最近はわかりませんが。。
木の芽を入れた酢味噌で食べると美味しいです。


この缶詰、長崎の実家には必ず冷蔵庫に入ってました。
熱々のご飯の上にのせて食べるんですが、お茶漬けにしても美味しい。
粕漬けですので、味はワサビ漬けのツーンというのを抜いた感じです。

こんなブログ書いてたら急にお腹が空いてきた。

今夜は久しぶりにこの九州の味を堪能してみようかな。






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