今日、午後3時30分より靭公園そばの科学技術会館で
日本建築学会近畿支部主催「卒業設計コンクール」表彰式があった。
私が卒業設計を担当した小西君が「短大、高専、専修学校の部」で
入選し、本日表彰されました。
この賞は1位2位という決め方ではなく上位3名を入選にする。
その中で審査委員の先生方の評価が一番高かった。
卒業制作をスタートする時から、この賞を獲得しようと頑張ってきたので
私もとても嬉しい。
そんなに大きな賞ではないかも知れないが、建築学会の先生方7名が真剣に
内容を精査した上で、評価してくださった賞なのでとても有難い。
小西君本当におめでとう!よかったな!
講評にあった内容をしっかりと理解した上で
最後にもう一度ブラッシュアップしましょう!
その後、福武總一郎氏(財団法人 直島福武美術館財団 理事長)による
2010年日本建築学会文化賞 受賞記念講演が行われたのだが、
自分が作る美術館は世界一を目指すと言われる。
300年持続する建築を作るために、自前で海砂の塩抜きをする施設を用意したり
最高の鉄筋を用意するという。
また、建築家は総合芸術家であり、すべての芸術が理解できなければ
本当の建築家でないと言われる。
そして建築家の持っている智材すべてを提供してもらうのだそうだ。
氏は東京、大阪などの都会は好きではないし、都市には興味がない。
自然と共存する田舎が好きで、瀬戸内はまだ自然がたくさん残っているからこそ
離島に美術館を作り、自然風景とアートを合体させているのだという。
氏の建築、文化、アートシーンに対する考え方にハッとさせられる場面が幾度とあり、
市井の建築に関係する者、もっと真剣に建築と向き合わばければと反省した。
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