2010年5月10日月曜日

日曜日




日曜日は夕刻から改修を計画しているフレンチレストランへ出掛けることになっていた。

店内が一番よく見える席を用意していただいて、食事をしながら夜の店内の雰囲気、
料理の内容や客席の表情などを調査するという、なんとも嬉しい食事に伺う約束だ。

夕刻まで少し時間があったので、事務所から歩いて7~8分のところにある
国際美術館にルノアール展を見て、お腹を少し減らすためにちょこっと歩いて
レストランへ向かえば、丁度いい具合にお腹も空くだろうと考えていた。

ルノアールはパリのオルセー美術館で見て以来だ。

印象派の絵画は特別好きというわけでもないのだが、
ありのままというべきか、自然の中の光や影を
画家達が自分の印象深い色で表現しているというか
あんまり深くその絵の中身を考えないで、素直に受け取ればいいようなイメージがあって、
気分的にはこちらも正座して見なくていいような楽な気がする。
特に南フランスを旅すると、彼らががこぞってアトリエを彼の地に求めた理由がわかる。

閉館間際にもかかわらず大勢の方が見学されていて
ルノアールの人気振りがうかがい知れる。




美術館では地下3階でルノアール展、地下2階では荒川修作展という
まったく違ったタイプの展覧会をやっていた。


2つ同時というのはちょっともったいないような気もする。
ルノアールを見終わった後、荒川修作展へ向かったのだが
17時閉館ということで、見る間もなく追い出されてしまった。

しかし、あちらこちらに配置されていた係員の方、夕刻になって
相当お疲れだったのだろうか、あちらこちらでまぶたが閉じてしまった方を
お見かけした。

閉館のアナウンスが流れると、何事もなかったように皆さん立ち上がり
両手を広げて、閉館ですから早く地上に出てくださいというよな素振り。

最近は美術館も少し遅くまで開館してるところがあるのだから
日曜日もう少し遅くまで(せめて19時くらいまで)開けていただけると
嬉しいのだが。(平日は19時くらいまでオープンしてるらしい)

久しぶりに靭公園まで歩いてみたが、思う以上に近いんだなあと思った。
最近の靭公園はペットの溜まり場みたいになってて、あまり好きではないけれど。
約束の時間まで公園のバラ園を散策してレストランへ向かった。

レストランで食べた料理の数々。
シェフ、マダム、ソムリエの方、ご馳走様でした。

お蔭様でモヤモヤとしていた詰めの部分が少し晴れてきました。


一番美味しかった一品(シャラン産ビュルゴー家の鴨)を載せておきます。


   


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