2010年5月8日土曜日

工事現場その2


昨日の工事現場は大阪市内ですが、同じ頃
岡山県瀬戸内市牛窓でも工事が始まっています。

こちらは木造2階建ての住宅です。
外壁にはこの地方でよく用いられる「手焼きの焼杉」と玄関土間の一部に
「版築」を使います。

藤森照信さんの「素材の旅」という、日本各所の伝統的な建築材料を
探し巡る本が出版されているのですが、その中で牛窓の材木店で
普段作っていらっしゃる焼杉の製作過程を紹介しています。

「森材木店」といいますが、たまたま施工をお願いした現地の工務店の
取引先が森さんのところで、今回の建物の外壁の板も焼いてもらうことになりました。
実際に焼く作業風景は6月下旬頃なので、その頃あらためてご紹介します。

さて、現場は何をしているかといいますと、地盤改良工事です。
表層50cm程が少し軟弱でしたので、表層改良を行っているところです。

表層改良工法は軟弱な地盤の土とセメント系固化材(地盤改良セメント)を
混ぜ合わせ固化させ、地盤の耐力を増強し、不同沈下を防ぐ工法です。

改良準備中、敷地左側にシンボルツリーのヤマザクラがあります。

地盤改良剤の袋と、右側は土と混ぜる作業中。
5月6~7日と2日程かけて改良工事を終了しました。
林の向こうには瀬戸内の海が広がります。
現場はこれから基礎工事に入って行きます。
事務所スタッフの「Tさん」が作っている
「牛窓焼杉の家」の完成CGです。
 (CG制作 スタジオ クランツォ)





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