2010年4月27日火曜日
「ツナガリ」と「ツナゲル」
昨年秋にお話をいただいてプランを進めている「I-H」。
来年2月完成を目指している。
躯体以外のすべてを改装する計画だ。
もちろん外構、庭周りもすべて変えてしまう大掛かりな工事だ。
工事期間も半年を越えることになる。
「I-H」のお施主様は昨年夏に完成した「P-H」のお施主様からご紹介をいただいた。
出来上がった建物を見学され気に入っていただいたようだ。
「P-H」のお施主様は「N-H」のお施主様からご紹介いただいた。
同じように「N-H」を見学されて気に入っていただき、
他で計画されていたのだが、急遽そちらをお断りになられ
私どもで再度設計をさせていただいた。
その計画の途中、別に集合住宅も設計させていただいた。
「N-H」のお施主様は「A-H」を見学され、刺激を受け計画がスタートした。
つまりずっと「ツナガリ」の輪の中にある。
今も幾つか平行してプロジェクトが進んでいるが、
すべてが10年近く継続して仕事をいただいているお客様か
どなたかに紹介していただいたお客様だ。
私どもの事務所には飛び込みで仕事の依頼が来るケースは少ない。
ほとんどが過去に仕事をさせていただいたお客様、お客様の友人などからのご紹介。
「ツナガリ」を維持していく為には失敗やミスは許されない。
一生懸命に、そして正直に真面目に仕事に取り組むしかない。
施工を担当していただいている「ゼネコンから小さな工務店」まで
みな真面目に仕事をしていただいている。
私達はどんなに困難な仕事でも、また小さな仕事でも、手を抜かないで
一生懸命やろうと決めている。
結果として計画が頓挫することもあるが、仕事に対する姿勢だけは
評価していただけるのではないかとも思う。
それが次に「ツナゲル」ことになる。
時間はかかるかも知れないし、仕事にならないかも知れない。
でも「スタジオ クランツォ」という名前を覚えていただければ
どこかで必要な時に思い出していただけるかも知れない。
今日もそういったお客様が事務所を訪ねてこられた。
先だって、仕事には結びつかなかったのだが
その時のプレゼン資料を持って神戸からわざわざお越しになった。
仕事にはならなかったけれど、私どものプレゼン内容を気に入られ、
どうしても一緒に仕事をしたい、単に残念でしたで終わらせたくなかったそうだ。
そんなお話をするなかで、新しい仕事のお話をいただいた。
とても有難いお話で恐縮してしまう。
「ツナガリ」と「ツナゲル」 は 「信頼、信用」と「直向な努力」ということかな。
この建物の外観をどれだけイメージチェンジできるかウデの見せ処。
もったいないけどこの庭もまったく違う風景になります。
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