2010年3月17日水曜日

地鎮祭


3月19日金曜日は先日施工会社が決まった集合住宅の地鎮祭が行われる。

よく耳にする地鎮祭は家を建てたことのある方ならご存知だと思いますが
簡単に説明すれば工事を始める前にその土地の神(氏神様)を鎮め
土地を利用させてもらうことの許しを得る儀式で、神を祀って工事の
無事を祈る祭事ということです。

大きい工事になれば地鎮祭も立派な祭事が執り行われる。

独立して最初に設計した住宅の地鎮祭も思い出深いものだったが、
集合住宅などの大型工事は地鎮祭も建築のプロの集まりみたいな
雰囲気でみな手馴れているせいか、粛々と祭事が進んでいく。

その集合住宅の地鎮祭での出来事なのだが、大掛かりな工事だったので
参加者も多かった。その中で施工者であるゼネコン代表者の
玉串奉奠(たまぐしほうてん)の際、工事関係者10名が一斉に立ち上がり
拝礼の後、全員そろって拍手を打ったのだが凛とした空気の中、
乾いたその拍手があまりにも揃って見事で感動してしまった。
何か良い仕事をしてもらえそうな予感さえしたことを覚えている。

もちろんすばらしい建物が出来上がったのは言うまでもない。

写真はフレンチレストランとそのシェフの住い(RC3階建て)の
地鎮祭の様子です。

   
左写真 献餞(けんせん)神に祭壇のお供え物を食べていただく儀式と、右写真 穿初(うがちぞめ)
施主が砂山に鋤を入れる様子。

玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行う施主。 祭事が終わりひと安心の施主と設計者。
連休あたりには牛窓で進めている木造住宅の地鎮祭を行うことになるだろう。
工事の無事を祈りながら新たな気持ちで建築に向かい合ってもらう為
事務所スタッフも出来る限り地鎮祭に出席するようにしている。
若いスタッフはこのような経験がないことが多いので始めての時は感動します。



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