今、私の事務所で進行中のプロジェクト。
二つともリノベーション案件です。
住宅の方は大掛かりなフルスケルトンリノベーションです。
今まだ敷地の測量や平面計画が始まったばかりで来年2月の完成を目指します。
方や昭和40年代のコンクリート集合住宅。
エントランス周りが東京原宿の同潤会アパートを髣髴させる佇まいです。
こちらはこれからイメージをまとめてプレゼンテーションをします。
他にもう1件集合住宅のデザインリノベーションが進行中ですが、
これからこのような仕事が増えていくんだろうなあと実感しています。
その集合住宅を調査した帰り道、JR神戸駅を眺めていると
なんとなくどこか似てるなあと感じたのがエリエルサーリネン設計のヘルシンキ中央駅。
左が神戸駅右がヘルシンキ中央駅。神戸駅って北欧の匂いしません?
内部の雰囲気も「なんとなく」ですが似てます。テナントが「がんこ寿司」というあたりが
関西風ではありますが。。。
なんか雰囲気あるでしょう?もうちょっとデザインに気を使っていただけたら
ものすごくいい感じなんでしょうけど。
神戸駅は昭和5年竣工。設計は当時の鉄道省、数少ない戦前に建てられた駅舎です。
30年くらい前にまだ大阪には住んでいないころ、出張でこの神戸駅へ来たことがあって
その時、駅から山手に歩いたところに「雅叙園ホテル」という古い洋館ホテルがありました。
年配の執事のような方がサービスしてくれる中華粥を夏の朝一人だけで食べました。
古ぼけた天井ファンが回るメインダイニングは中庭に面しているのですが、
むせ返るような植物の匂いの中、静まり返ったその部屋で
一人食べた記憶を今でも鮮明に覚えています。
香港あたりの小さなホテルで朝食を食べているような気分でした。
残念ながら震災でその古い洋館は無くなってしまいましたが。
ついでといっては失礼ですがミラノ中央駅の写真も載っけておきました。
0 件のコメント:
コメントを投稿