東京事務所のお客様への年始挨拶もまだ済ませてなく、
またサンフランシスコに住む友人H君が何年かぶりに
帰国するというので日、月曜日と東京へ出掛けた。
H君との待ち合わせまで少し時間があったので、何度訪れても感動を覚える
東京カテドラル聖マリア大聖堂を見学しようと思い立った。
というのもこの日、東京は天気がとても良くて空気が澄みわたり
青空の下、 銀色に輝く外壁はさぞかし美しいであろうと想像していたのだが
まさに凛とした佇まいは陽が傾きかけた冬の午後、少しオレンジ色に輝き
限りなく崇高で美しく、心の中まで洗われていくような気持ちであった。
重量感を感じさせないシャープなイメージの外観からは想像し難い礼拝堂の内部。
すべてを構成するコンクリートの圧倒的な質感とスケール感は心の中までズンズンと
入り込んできて「建築家丹下健三」の偉大さを嫌というほど思い知らされる。
以前訪れた時は祭壇の奥から流れてくる賛美歌に思わず目頭が熱くなったのだが
今回は凛とした空気の中、一人ひざまずきひたすら祈りを捧げる若い女性の頬に光るものが
見えたとき、ここは祈りの場であることを実感し早々に立ち去ることにした。
教会内部の様子は教会のオフィシャルサイトでバーチャル見学出来ます。
www.tokyo.catholic.jp/katedoraru.html
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