2009年7月14日火曜日

 
事務所の前庭には1本のナナミノ木があります。
いつもはスズメたちが羽を休める場所になったり、
キジ鳩が巣を作ろうと、様子をうかがいに来る木です。
ここ数日、数匹のクマゼミが地中から羽化し、
木の枝にじっとして羽を休めてます。
私のテーブルの前にその木があるので、
蝉がいることは確認できるのですが、
雌と雄が混在しているから鳴いてもよさそうなのに
まったく鳴きません。
蝉がいることに気が付いてから数日経ちますが一度も鳴きません。
そういえば自宅のマンションの庭にも蝉はたくさんいるみたいですが
あまり鳴き声は聞こえません。
毎年うるさくて静かにしてくれ!と叫びたくなる季節なのですが
なんだか静かなんですよね。
梅雨明けしないと鳴かないとか、大阪の蝉は組合かなんかあって
一斉に鳴く日を決めているのでしょうか?
鳴かない蝉をガラスの向こうに見ながら
仕事をするのも不思議な気がします。


フランスのプロヴァンス地方では蝉は「縁起のよい生き物」として
布地や陶器、はてはブリキのおもちゃまで作られています。
鳴き方もクマゼミのような騒々しいものではなく
「チッ、チッ、チィ」とかわいらしく鳴きます。
この蝉たちも事務所に仕事を運んできてくれると嬉しいのだけど。。

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