桜の季節も終わり、名残桜が残る「海に背を向ける家」の近くにある青谷川は
散り落ちた花びらで川岸がピンク色に染まっていた。
季節は少しずつ巡り、初夏のような日差しがアトリエの庭を包む。
いくつかのプロジェクトが終盤を迎え、また新しいプロジェクトが始まる。
感傷的になっている場合でもないが、
忙しさにかまけ日々の小さな出来事を見逃しそうになる。
こういう時こそ心を豊かにし、落ち着いて周りをゆっくり見渡そうと思う。
これから考えなければならないプロジェクトの「かけらのようなもの」が
頭の中をぐるぐると駆け回り、掴み取ろうとする手をするりと抜けていく。
頭の中をぐるぐると駆け回り、掴み取ろうとする手をするりと抜けていく。
いつものことだが、生みの苦しみを感じるほど納得のいく「かけら」を
手に入れることができるような気がする。
過去のプロジェクトもそうやって「カタチ」を構築していった。
手に入れることができるような気がする。
過去のプロジェクトもそうやって「カタチ」を構築していった。
枝に残った名残桜をじっと眺めるのもいいだろうが、
川岸に散った桜の花びらを砂金取りのように果てしなく掬い取り
「宝石のかけら」を見つけ出す作業もまた楽しいものだ。
川岸に散った桜の花びらを砂金取りのように果てしなく掬い取り
「宝石のかけら」を見つけ出す作業もまた楽しいものだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿