2011年12月11日日曜日

「記憶の家」上棟



「記憶の家」も上棟式を迎えました。
「海に背を向ける家」と同時期に竣工予定です。

模型と同じように(当たり前ですが) 姿が浮かび上がってきます。
コールテン鋼の安定錆はもう少し先になりそうですが、
徐々にいい感じに錆びつつあります。


6mスパンのリビングダイニング開口部。
心地よい光と風が身体を包み込むはずです。
田畑の残る周辺環境にどのような佇まいが出現するか楽しみです。

玄関の通り土間。
春になると薪ストーブが置かれた玄昌石の黒い土間の向こうに、
蛇籠とコールテン鋼の開口部から田畑の緑がくっきりと見え
美しいコントラストが豊かな空間を演出してくれるはず。

キッチンの小窓からは家業の名残である醤油醸造のレンガ煙突が
こんな風に見えると思います。

少しずつ時間は過ぎて行きます。
大人であるクライアントとお会いしている時は
歳を取っていくことをあまり意識しませんが、
お子様達を見ていると時間の経過を嫌というほど実感させられます。

そういえば最近髪に白いものが目立つようになってきました。
でももっと知識を吸収したいし、人や建物を眺める旅もしたい。
そしてこれから先、もっともっと素敵な出会いがあるような気がします。


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