神戸市北区で工事していた四世代家族の家がほぼ出来上がり、
カメラマンに少しだけ写真を撮っていただきました。
夕景とか玄関周りとかの写真はあらためて撮影してもらいますが、
この日はあまり天気がよくなかったので、影響の少ない部分のみ撮影しました。


歩道の公孫樹の黄葉が建物とよく合いますね。
「四世代家族の家」は和風の家というわけではないのですが
日本的なテイストをふんだんに取り入れてます。
1階リビングの南側コーナーは柱を立てないでペガラスガラスの突合せにしました。
内側には格子戸を入れてプライバシーを確保しています。
保護のために米杉の格子戸は「エゴマ油」の拭取り仕上げにしています。
ナラ無垢材のフローリング、内壁のタモ材のツキ板も「エゴマ油」の拭取り仕上げです。



このリビングに施主様を紹介していただいた「神戸木國堂」さんの家具類がセットされます。
家具が入るとまた違った表情になると思います。
下の写真は2階の個室。
小さな屋根付きの専用バルコニーがあり、ここを通って洗面、トイレなどの水周りへ
最短距離で行くことができます。

厳しい予算の中、事務所としてもコスト管理が大変でしたが
施主、工務店の協力があって、なんとかローコストをクリアし、
事務所として低コスト住宅設計の自信になりました。
これから先、幾つかの設計をスタートしますが、今の世の中みな予算的に厳しい!
でもお施主様は皆さん夢を抱いていらっしゃる。それを裏切らないようにしないと。。。。
「名古屋のOさん、芦屋のTさん」がんばりますよ。
今日も住まいを計画されている新しいご家族が、設計プランと模型の説明をお聞きに
いらっしゃいました。
一緒にお越しいただいた小学生低学年のお嬢様。とても礼儀正しくてびっくりしました。
夜9時過ぎまでお付き合いしていただきましたが、不平も言わずジッとお絵かきをされてました。
帰り際、僕のデスクの上に置いてあった、学生が作ってくれた折り紙のさいころが
気になった様子でしたので、プレゼントするととても嬉しそうに両手で受け取られ
「ありがとうございます」と深々頭を下げられました。
バイオリンやピアノを演奏されるそうですが、彼女のために日当りの良い素敵なレッスン室を
作って差し上げたいと心から思いました。
とても清清しい気分になり、こちらがありがとうございますと頭を下げることになりました。
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