2009年11月6日金曜日

プレゼン


スタジオクランツォでは住宅設計、店舗デザインのご依頼物件で、
施主様のご了解をいただいた案件に関しては事務所スタッフ全員で
社内コンペを実施している。

全員必ず現地調査をし、施主様とのヒアリングの内容を平等に説明し
一定期間を与え担当者それぞれで計画を考える。
ベテランも新入社員も関係ない正真正銘の設計バトルだ!
もちろん私も参加する。

お決めいただくのは施主様なので、プレゼンが重要なカギとなる。
今回は岡山県瀬戸内市牛窓で住宅の計画をされているKさんの案件。

以前ブログにも書いたが牛窓のオリーブ園内に敷地があり、
緩やかな傾斜地の向こうには小豆島、瀬戸内の穏やかな海が広がる
抜群のロケーションだ。その上敷地内には大きな桜の木まである
200坪の土地をいかに有効活用できるか?

持ち時間10分間に模型や図面を使って思いのすべてを説明をする。
僕達もそうだが、施主のKさんも「ちょっと緊張しますね!」とおっしゃる。

私は出来る限り新人もお施主様と身近に話せる機会を作ってあげ、
クライアントの考え方やライフスタイル、住宅を設計する意味を
読み取る技術を習得して欲しいと考えている。
また仕事に対する緊張感や自分が計画したものが現実化する可能性に
ささやかながらもこの業界で、将来の希望や夢を見出して欲しいという思いもある。

逆に私やベテランも負けられない意地があり、必死に考えることになる。
それはそれでとても刺激があり、何回も図面を描き直したりして楽しい時間だ。

   
入社2年目のTさんと4年目のO君が模型を前にプレゼンをしている。


この場でコンペの結果は出なかったが、一度模型と図面をKさんに持ち帰っていただき
ご家族とご相談いただいて回答をいただくことになった。
この後もまだ幾つかの社内コンペを控えており、緊張の日々が続くことになりそうだ。


スタッフの皆さん、一つ一つがすべて自分の栄養となり成長の糧になります。
大変だけど頑張りましょう!僕もまだまだ成長してます。

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