2009年6月2日火曜日

かりんとうの話


いきなりですが、5月の28日、29日東京へ出張していました。スタジオクランツォの東京事務所を

近々に開設しようと準備しているので、その下調べに出かけたのです。

その件はあらためてお話しするとして、今回は銀座にある老舗かりんとう屋さんの話。

「たちばな」というお店で、なんでも東京には3大かりんとう屋さんなるものが存在していて、

そのうちの1軒らしいのです。お店は銀座はずれの小さなビルの1階ですが間口1間(180cm)程で

本当に目立たない。気をつけないと見過ごしてしまいそうです。(その店構えがいいのですが。)

宿泊しているホテルから数分のところにあるし、前回は結構並ばなければいけなかったので、

比較的空いている開店直後に出かけました。お店の中はせいぜい二人程度しか入れません。

注文をお願いするカウンター前には発送前の(銀座のお店で買い求めて地方へ送ることは

出来るそうですが、手作りのため、大量生産ができないので通販、お取り寄せなどは一切

していない)宛名の書かれた段ボール箱が積まれています。お店は細長いようで、奥で手作り

されているのでしょうか、出来上がったかりんとうの箱がところ狭しと積まれています。

種類は太い「ころ」と細めの「さえだ」の2種類のみ。それ以外の菓子類の販売はしていません。

袋入りが300g800円、他に朱色のとても味のある丸缶入りが小1100円、中2500円、

大3700円、角缶入りもあります。「たちばな」のかりんとうは口に入れるとサクッと崩れ

甘さも控えめ(よくある黒糖の味付けではありません)、上品な甘さですし


添加物を 使っていないのでとても優しい風味です。














お店の佇まいやこの味は銀座の老舗の粋というのでしょうか。

目立たず控えめな店構えはとても品格と歴史を感じます。

事務所のスタッフも大好物であっという間になくなってしまいます。

ちなみに3大かりんとう屋さんは湯島の「花月」浅草の「小桜」

そして銀座の 「たちばな」だそうです。

まだ他の2軒は体験していないので早々に出掛けなくては。

友人の「梅棹マヤオ」氏の器に盛り付けた「さえだ」。



たちばな  

東京都中央区銀座8-7-9(江安ビル1階)
電話03-3571-5661
営業時間:午前11時~午後7時
(土曜日):午前11時~午後5時
定休日  日曜・祭日

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