2010年11月23日火曜日

「徳島産真鴨」を食べる会

設計事務所のブログにこんな贅沢な内容を書いていいものか随分迷いましたが、
「特別に誘っていただいたKOさんと、料理とサービスをしていただいたユニッソン ・デ・クールの
皆様方の温かいおもてなしに敬意と感謝をこめて!」


いつも素晴らしい食事とワインにお誘いいただいている「KOさん」から
1ヶ月ほど前にご一緒した「ユニッソン・デ・クール」へ、もう一度行きましょうと
ご連絡をいただいた。

何やらすごい食材が入ったらしい。

皆さんにお店を知って頂きたい時以外、食べに行く店の料理の中身は
あまり書きたくないのだが、今回だけは書かずにいられなかった。

それはKOさんの知り合いの猟師さんが射止めた「徳島の真鴨」を
美味しくいただく3人だけの素晴らしい食事会!

アミューズはそれぞれに個性があり、これから始まる料理に期待を抱かせる。

ユニッソン・デ・クールは今年のミシュランで1星を獲得した
新進気鋭の坂本シェフのレストランだ。
 
北海道ズワイガニ、キャビア・オシェトラ 下仁田ネギのババラワーズ 
ワインは Pouilly Fume [Baron de L] 1985

下関ふぐのポトフ 軽く炙ったとらふぐにポトフのスープをかけていただきます。
シンプルな味ですが、じわりとスープの旨みが口に広がります。
ワインは見ての通り!FAIVELEY CORTON CHARLEMAGNE 2001
す、すごいワインです。香りも味もまったく別物!お酒は強くないのですが、
本当にいいワインは酔いません。このワイン、とんでもない代物です。
   
これが本日のメイン、「徳島産の真鴨」。湖や川にで泳いでる鴨とは違います。
山にいるそうですこの鴨!猟師さんが獲るので少量しか入らない貴重品。
写真はシェフが調理前に持参してくれた鴨2羽。すごく美しい羽毛に包まれていました。
手前が雄で後ろが雌。身体もすごく大きいです。内臓と骨をつぶしてソースにします。

ワインはオーストラリアの至宝 Penfolds Grange SHIRAZ 2001 これもレアなワイン、
なかなか手に入らない代物!KOさん本当にすごいコレクションをお持ちです。
当たり前かもしれませんが、それも全て飲むためのワインであることが憎いです!
   
料理はスペシャリテで2種類用意していただきました。
左が真鴨のロティ 白キャベツのコンポテ(アルバ産の白トリュフをたっぷりかけて)、
右はモモ肉と砂ずり 山しめじのフォーリエ
肝心の真鴨ですが、肉質を見たらわかると思います。そこらの鴨とは全然比較になりません。
今まで食べてきた鴨(ピュルゴー家の鴨も含めて)とはまったく別物。
こんな滋味に満ちた鴨は食べたことがありません。
滋賀県長浜市の「とり新」というかも鍋屋さんで食べた琵琶湖産の鴨も美味しかったけど
これは味覚、嗅覚、視覚など五感で感じる以上の食材。もう記憶から消えることのない味です。
ソースも凄かった!さすがパリの「ムーリス」でソースを担当されていたシェフの実力が
大爆発したかのような、インパクトのある美味しい味でした。
これにまたペンフォールのワインがメチャクチャ合いました。



チーズも状態の良いものを出していただきました。
デザートもプチフールもなんなく胃袋に収まり、シェフからプレゼントしていただいた
食後酒のコニャックを舐めつつ4時間近くに及ぶ食事が終了いたしました。
今回は食材の素晴らしさも見事なものでしたが、それ以上に「KOさん」の食に対する
こだわりや底知れな知識、食材ルートに圧倒された一日でした。
「KOさん」いつもながら感謝するばかりで、なんのお礼も出来ない私で申し訳ありません。
次回も楽しみにしています。本当にありがとうございます。


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