2015年3月23日月曜日

敦賀にて




敦賀市の現場「Linea Parallela」へ行ってきました。

今後の仕事の方向性を検討するためなのですが、
敷地が広いので、どこまで今回工事をするのか
予算もあることなので、なかなか確定が出来ません。

とりあえずは現状の残工事を完了させ、
一息ついてからもう一度じっくり外構工事を考えようと
言うことでまとまりました。

個人的には早く完結したいのですが、
色々とクライアントも悩まれていらっしゃるようです。




















寝室からウォークスルークロゼットを抜けた向こうにある洗面スペース。
手前のウォームグレイ壁とパープル系洗面壁の色の対比が
とても美しいと思います。

住まいに強いこだわりをお持ちなので、簡単に妥協できないという
気持ちもよくわかります。
外観デザインも特徴的ですが、外構工事が完成して
植栽や有孔折板をカーブさせて作る塀が出来ると
モダンとクラッシックが混在した、個性的なお住まいになると思います。

僕ももう少しお付き合いをしないといけませんね。















しかし、電柱も早く移設して欲しいですね。
平成25年の春にお話しを頂いてもうすぐ2年になります。
お子さん達の成長を見てると、月日が経つのは早いですね!


2015年3月16日月曜日

梅とメジロとタルトタタン



数日前、大阪府下、大東市へ敷地調査に出かけた。
学研都市線の住道駅で下車し、いつものように現地まで歩き出す。

この辺りはほとんど来たことがなく、初めて訪れる地域でした。
駅を降りると駅前広場が眼下に流れる寝屋川の上に作られており
川の向こう岸にバスなどのロータリーがある。
あまり見かけない光景にちょっとびっくりしました。

旧道らしき道をスタッフとテクテク歩いていく。

寝屋川に沿って道は北上する。
駅から少し離れると街道に沿って旧家が立ち並んでいて、
その中の1軒がとても立派なお住まいだったので、
敷地をぐるりと一周してみようということになり、
脇道へ入った。

敷地の向こうには畑が広がり、長閑な風景だ。
ふと上を見上げると、満開の梅ノ木があった。

よく見れば枝先に2羽のメジロが花弁に嘴を差し込んでいる。
近づいても逃げようとしない。
むしろきれいな声で囀っている。
太陽に照らされた黄緑色の羽毛がとても美しく、見とれてしまった。





























まだ若い兄弟なんだろうか。
近くの枝には巣も見える。
梅に鶯ではなくメジロだが、良い香りとピンクの花びら、
そして黄緑色の美しい小鳥。
こんな美しい風景が梅田のど真ん中にあるアトリエから
電車で30分足らずで体験できることは本当に嬉しい!
何かとても幸せな気分。
現地調査もスムーズに終了し、満ち足りた気分で帰路につく。

幸せ気分ついでに、寄り道して大阪駅構内にある
チーズケーキで有名な「デリチュース」へ立ち寄った。
本日はチーズケーキではなく、季節限定の「タルトタタン」















このケーキの表面を覆っているリンゴのコンフィチュールらしきもの、
なんとなくプラムの香りがして、思わず先程の梅の枝を思い出した。
しっとりとしたリンゴとサクサクのパイが絶妙なハーモニーでした。
見た目よりサッパリしてて美味でした。

2015年3月10日火曜日

その手は桑名の。。。



三重県桑名の蛤を食する食事会の機会に恵まれました。
「その手は桑名の焼き蛤」の、あの蛤です。

桑名の蛤も最近は中国産が多いそうで
稚貝を輸入し、砂場で育てて出荷するのだそうですが、
今回は天然の蛤、それも直径10cmほどある大物。

それをシンプルに茹で上げる、
これが素晴らしく美味しい!
弥生月でもあり、女性の参加者が多かったのもあって
節句に因んだ食材を使った料理を作って頂きました。

まずは甘酒に酸味を加えて、豆と海老。
春を感じる、そして女性達のための饗宴の始まりです。
今日は男性は脇役ですね。














それから春らしくユリ根饅頭にうすいえんどうのクリームソース
そして出汁に荒く溶いた雲丹。
ユリ根饅頭の中身は海老です。彩も鮮やかです。
















そして桑名の蛤。
これが素晴らしく美味しいです。シンプルな味付けですが
貝の持つ旨味が凝縮されて、女性たちの歓声が上がりました。
女医先生から「いい塩梅です!」。。まさにその通りです。














雛祭らしく押し寿司、上には蒸し穴子。
全体に味のバランスが取れてて、美味しいです。

















先程の蛤の出し汁を使って、うどんを作って貰いました。
するするとお腹に入っていくうどん。
「何杯でも行けそう!」と声を上げたのはある女性社長。
今回の主役達は女性なので、どうぞどうぞ気の済むまで
食べて下さい。















女性たちが元気なのはとても良いことです。
いつもながら彼女達のパワーには圧倒されっぱなしです。

しかし、何であんなに猫ちゃんの話で盛り上がるんだろう!
僕にはよくわからん世界です。。。

動物写真家の岩合さんちょっと教えて下さい。

2015年3月6日金曜日

モザイク模様





僕は建物のイメージデザインを考える時に
コンセプトというものを重要視しています。

じっくりと色々な角度から検証し、
コンセプトの核となるキーワードを探します。

たとえば1週間ほど前に竣工した集合住宅、
「扇町公園プライマリーワン」
こちらの建物のキーワードは「モザイク」
計画地の周辺は文字通り、庶民的なエリアも
高感度な人々が集まるエリアも
背中合わせになったり、複雑に入り乱れていたり。。
「モザイク模様」なのです。
そのイメージを建物で表現するとどうなるのか、
どんなプロセスでデザインしたらよいか悩みました。

ここに1枚の写真があります。
ランダムに穴が開いたスチールのパネルに
イタリアのパープル色の特殊なメタリック塗装を施してあります。
よく見ると、その大きさも形も異なる開口部の向こうには
これまた、異なる素材、カタチ、色あいのマテリアルが
並んでいます。
カメラマンが僕のコンセプトをよく理解して撮影してくれた写真ですが、
言いたいことをよく表現してくれている1枚だと思います。
ここで表現したかったこと、それは色々な層の人々が
一つの建物で生活をされるのですが、
人々は一見バラバラに見えるようでいて、何かまとまっているというか
建物がやさしく包み込んで、それぞれのライフスタイルに良い影響を
与えるといったらいいのでしょうか。。
「特別な存在感」というべきか、そのような目に見えぬ力を
内包している建物を計画したということです。



















先ほどの開口部に映り込むそれぞれのマテリアルは
実は下の複数の写真に表現されている素材なのです。
































































































複雑な素材や質感、色合いなどを使いながら
互いに喧嘩しないで、むしろ刺激しあって
いい影響を与えていく。。。
それがモザイクなのではないでしょうか。。。

このガラスタイルのように、ここで生活をスタートされる方々が
ライフスタイルも含め美しく輝いて欲しいと願うばかりです。

2015年3月3日火曜日

光と過ごす非日常空間



週末の天気が良い土曜日、
「削ぎ取られた風景」では竣工写真の撮り直しを行いました。

この建物の重要なコンセプトである
「光が作る非日常空間」を表現するに相応しい
写真が天候の不順で撮影チャンスを逃してたからです。

太陽の光は日々、時間とともに刻々と変化します。
その変化がこの住まいの表情を作っていくのですが、
その写真が撮れてなかったのです。

この時期、午前10時過ぎには階段ホールに写真のような
美しい光のハレーションが出現します。
これを逃すわけにはいきません。
カメラマンも必死で撮影してます。
シャッター音が階段吹き抜けに響き渡ります。


























































光が美しくまた楽しそうに遊んでくれます。
春から夏にかけてどのようなサプライズが
待ち構えているのか楽しみです。

青い空を見上げながら階段を上がってくると
廊下、リビングダイニングキッチンに光が
燦々と降り注いでいます。
冬の間はリビングの北側奥まで陽が差し込みますが、
夏は庇が直射を防いでくれると思います。
リビングのサッシはスチールの特注品。高さ2.85mあります。
周辺の住まいからLDKを見えにくい配置にしたので、
とても開放的な空間になっています。














































そしてこのリビングダイニングと水回りをつなぐのが
大きな天窓が連なるインナーテラス。
内と外を曖昧にした空間にして
水回りへの往来をリセットする空間にしてあります。
ホテルのような水回りを美しく演出するためには
非日常的なこのインナーテラスが必要だったのです。

































朝から夕刻までどこかのスペースに陽が差し込み
空間に表情を作り出します。

心の中でカリフォルニアのような風景を作りたかったのかも。
意識はしておりませんがミッドセンチュリーぽい
雰囲気があるかもしれません。
ご主人はそう感じておられるようです。

部屋内は一部を除いて天井、壁共マットな塗装仕上げですが
白ベースに少しだけ紫色を混ぜてあり、
太陽が直射する部分は白色ですが、陰になる部分は
薄らとパープル色が現れます。
リビングの壁の一部とガラス張りの洗面の一面にも
青紫色(グレイッシュパープル)を使ってあり、
3m×1.4mあるキッチンの面材色と呼応するように
設えてあります。

とても楽しい仕事でした。


2015年3月1日日曜日

個性的な住まい



「Linea Parallela」本体残工事があらかた終了し、
外構工事打合せのため敦賀市へ出掛けてきました。

北陸の玄関口にあるこの街はやはり近畿圏と違い
冬場の気候が悪く、雪や雨の日が多い。

そのため工事の工程管理がとても大変です。
3月中には何とか外構工事も終わらせ
お施主様に安息の日々を迎えて頂きたいと考えてます。

しかし、今日も雨でした。。。















個性的なプロポーションのフロントファサード。
リボンテープをモチーフにしているので、
壁の端部が斜めにカットしてあります。
これから電柱移設が始まり、車が停車している辺りに有孔折板を、
建物のカーブに合わせ、曲線に並べていきます。
前面道路との間は地域に向けての緑地を作ります。
地域のランドマークとなるような建物になるはずです。

リビングダイニングのスナップ写真をちょっと
載せさせていただきます。





























若いご夫婦らしいインテリアだと思いませんか?
ご夫婦とお子さん達、そして僕とで家具やキッチン、
照明器具などを選びました。
ソファはこれから買い替える予定ですが、
とても素敵な空間になりそうですね。
トーヨーキッチンのシャンデリアがアクセントになってます。

カメラマンによる撮影は4月頃でしょうか。。。
木々が芽生える頃がよさそうです。

「Tさん」もうちょっと辛抱してくださいね!