2010年1月21日木曜日

東京カテドラル聖マリア大聖堂


東京事務所のお客様への年始挨拶もまだ済ませてなく、
またサンフランシスコに住む友人H君が何年かぶりに
帰国するというので日、月曜日と東京へ出掛けた。

H君との待ち合わせまで少し時間があったので、何度訪れても感動を覚える
東京カテドラル聖マリア大聖堂を見学しようと思い立った。

というのもこの日、東京は天気がとても良くて空気が澄みわたり
青空の下、 銀色に輝く外壁はさぞかし美しいであろうと想像していたのだが
まさに凛とした佇まいは陽が傾きかけた冬の午後、少しオレンジ色に輝き
限りなく崇高で美しく、心の中まで洗われていくような気持ちであった。

    

     
重量感を感じさせないシャープなイメージの外観からは想像し難い礼拝堂の内部。
すべてを構成するコンクリートの圧倒的な質感とスケール感は心の中までズンズンと
入り込んできて「建築家丹下健三」の偉大さを嫌というほど思い知らされる。

以前訪れた時は祭壇の奥から流れてくる賛美歌に思わず目頭が熱くなったのだが
今回は凛とした空気の中、一人ひざまずきひたすら祈りを捧げる若い女性の頬に光るものが
見えたとき、ここは祈りの場であることを実感し早々に立ち去ることにした。


教会内部の様子は教会のオフィシャルサイトでバーチャル見学出来ます。
www.tokyo.catholic.jp/katedoraru.html









2010年1月16日土曜日

大阪駅がえらいことになってる!




いつも事務所への通勤は地下鉄御堂筋線で、

梅田駅から地下街を堂島まで歩くので

めったに地上を歩いて通うことはない。

それは冬は寒いし、夏は暑いから。

その点、地下街はある程度温度が

コントロールされているので歩きやすい。

風が舞うビルの谷間を歩いたり、

夏の日差しを避けながら歩くのも楽ではないからだ。

ずいぶん軟弱で年寄りくさい言い訳だけど。







昨晩、久しぶりに地上階にある本屋に立ち寄ったこともあり

大阪駅前を歩いてみた。

阪神百貨店から、阪急百貨店へ行く歩道橋を

なんだか数年ぶりに歩いたような気がするのだが、

驚いたことに大阪駅が東京みたいな凄いスケールで工事してる!




     


  

   

場所柄、24時間体制で工事をしているのだと思うけど

とてもエネルギッシュで勢いを感じます。

といっても大阪で活発に動いてるのはこの梅田周辺だけだものなあ。





写真では立体感が出ないので感じないかも知れませんが

現地はすごいパースペクティブです。

それがとても東京ぽいと言うべきなのかも。


    


阪神百貨店前の藤棚から見る工事中の阪急百貨店。

以前はここがバス停だったと記憶してるけど。。。



「村野藤吾」作の梅田給排気塔はまったく古さを感じさせませんね。

バックは建築中の「ドミニク ペロー」デザインの富国生命ビル。





数十年前、学生時代就職試験を受けるため東京から初めて大阪に来たのだが、

その当時梅田駅前は第一ビルが出来たばかりで、他は小さな商店、

飲み屋が密集していて凄いカルチャーショックを受けた事を思い出します。



すごい街になってきましたね梅田は





正面に見えるヒルトンプラザウエストやハービスエントのすぐ奥に

芝生の庭付きの僕の事務所があるなんて信じられない!






2010年1月11日月曜日

ジュリエッタ


西宮でのオペラ公演が終わったあと、近くでどこか軽く食事できないかと
思案していたのだが、同行した友人が以前、奈良の東吉野村で(自産自消)のスローフードを
自ら実践されていたイタリア料理店「ロアジ」のオーナーシェフ永松信一さんが
1年半ほど前西宮北口に「オステリア ジュリア」を出店されたことを思い出した。

最近ちょっとしたイタリアン的おつまみなどを肴に、立ち飲みする「ジュリエッタ」という
2軒目の店を出されたらしいとのことだったので調べてみると、ありました!
西宮北口の北改札を抜け、若い人たち向けの居酒屋通りを過ぎる頃
ガラス張りのちょっとミラノの街角にあるような雰囲気の違う店が。
食材などが窓際にディプレイされ独特の存在感を醸し出しています。

  

中へ入ってみると年配のグループの方がいい雰囲気でワインを楽しんでいたり、
奥の方ではイタリア人らしき人たちがもういい感じに酔ってます。

気軽に目の前の皿にあるものを注文したり、シェフと話しながらイタリアワインを
堪能したりとなんだかイタリアのバールにいる気分になります。
地元の人たちには重宝するいいお店ではないでしょうか。
コールドケースには調理したテイクアウトできる料理が並んでおり
昼食や夕食に買って帰ることもでるそうです。

お奨めのお店です。




  

カルメン


先週、上方オペラ工房に所属する知り合いのオペラ歌手、
Mさんがオペラ「カルメン」のドンホセ役で出演することに なっていたので
西宮北口にある兵庫県立芸術文化センター KOBELCO」ホールへ行ってきた。

今回の公演は50年ほど前、戦後の現代美術を代表する
具体美術協会(すでに解散)の創立メンバーであった嶋本昭三さんと
その新しい仲間達が率いる「AU」と正統派オペラとのコラボレーションだそうだ。

嶋本さんは「パフォーマンス」で有名な方だが、今回の舞台で何が
飛び出すのか興味津々であった。
公演中の撮影もOKだったので少しだけ撮らせていただいた。

  
   まった歌劇カルメンらしくないパンフレットと開演前の様子。
客席にもユニークなファッションの方がいらしたりして面白かった。

近隣の幼稚園児たちも出演(!?)することになっていたので
なんとなくオペラの公演風景とは少し違うかも!

舞台では普通にカルメンが進行する中、後方では「AU」の方達が
まったく関係のない演技をしたり、電気自動車で走り回ったり
キャラクターの被り物をして勝手に動き回る。

逆上したドン・ホセがカルメンを刺し殺すフィナーレでは
舞台で座して動かない嶋本さんが頭上に伸びたロープを
引くと凄い数のピンポン玉が落ちてきて観客の度肝を抜いた。
まさに「パフォーマンス」の嶋本さんの真骨頂だ!
なかなか面白かった。

普段目にすることのないオペラでそれなりに楽しめた。


中央の青い服の方が嶋本さん。上方オペラ工房に嶋本さんのご子息が所属されており
この公演が実現したのだそうだ。

Mさん今度はオーソドックスなオペラも見たいです。。。





2010年1月6日水曜日

迎春


新年明けましておめでとうございます

本年もスタジオ クランツォ、またブログの方も宜しくお願いいたします。

昨年11月頃より、誠に有難いことなのですが、設計プラン作成の依頼がいくつも重なり、
ブログ更新がままならぬ状態が続いてしまいました。
ブログをご覧いただいていらっしゃる方には大変申し訳ありませんでした。
なんとかそのピークも過ぎて少しづつブログも再開できそうです。

私がどっぷり浸かっている設計業界も、厳しい状況が続いていることは昨年同様ですが
世の中の流れをしっかりと見極め、より一層良いデザインに精進していきたいと思っておりますので
ご指導ご鞭撻の程、何卒宜しくお願い申し上げます。

平成22年 新春

スタジオクランツォ1級建築士事務所 山口是彦



2009年11月30日月曜日

黄葉



先日から集合住宅のプロジェクトで前庭に植える黄葉(こうよう)する高木を探していた。
紅葉ではなく黄葉する樹木が欲しく、植物図鑑などで調べていたのだがイメージに合う
高木が見つからず、やはり「カエデ」しかもノルウェーカエデあたりがよいのかと考えていた。

今日は緑地公園にある[中央工学校OSAKA]で卒業制作の授業があり、
改札を出て紅葉も終わりに近づいた緑道の落ち葉を踏みしめながら学校へ向かった。
教室の窓の向こうには緑地公園の美しい風景が静かに佇んでいる。

授業の合間に公園の風景はよく見ているつもりだったのだが、あらためてその景色を見てみると、
こんなに素晴らしい場所が、学校と道路1本隔てた向こう側に広がっていることに驚いてしまった。

午前中の授業が終わり、カメラを片手に公園を散歩してみた。そうしたら日本と思えぬ風景が
そこここに点在していたのだった。


紅葉、黄葉、褐葉の違い皆さんご存知だろうか?
調べてみると葉に含まれるクロロフィルが寒くなり日照時間が短くなると分解される。
葉柄の付け根に離層という水分を通しにくい組織ができ葉で作られた糖類やアミノ酸類が
葉に蓄積しその糖から光合成を利用して新たな色素が作られる。その過程で葉の色が
赤や黄色に変化し紅葉が起こるらしい。

赤色は「アントシアン」によるもので秋に蓄積したブドウ糖、蔗糖と紫外線の影響で発生する。

黄色は「カロテノイド」による。春から夏にかけては葉緑素の影響で視認できないが秋に
葉緑素が分解されることで目に付くようになるらしい。

褐葉は黄葉と同じ原理らしいのだがタンニン性の物質(クロロゲン酸など)やそれらが複雑に
酸化重合したフロバフェンと総称される褐色物質が目立つためらしい。


まあ科学的なことは別にしてもどうですこの美しさ。因みにこの黄葉しているのは
「フウ」という木です。別名「タイワンフウ」マンサク科の落葉高木です。
「フウ」は緑の葉から黄葉し最後は褐葉になって落葉するそうですが
この木は木勢もりっぱでとてもゴージャスな感じがします。


神戸でプランを依頼されている住宅の周辺調査をした際、やはりこの「フウ」の木が
気になり、計画の一部にこの木が見える風景をどう切り取ろうか悩んでいることもあるのですが、
とりあえず探してた黄葉する高木は「タイワンフウ」が一番よさそうです。
早速設計会議で報告しなくては。

フウの葉が緑から黄色に変化していきます。  こちらは緑道から緑地公園駅へ向かう並木。

学生諸君!こんな素晴らしい環境で勉学が出来るのだからもっと頑張りましょう!
お昼ごはん教室で食べないで紅葉した木々の下で食べたらもっと美味しいと思うけどなあ。



2009年11月23日月曜日

蕎麦 たかま


昨日、朝からクライアントと打ち合わせが続き昼食を食べる間もなかった。
あまりお腹が空きすぎて、ずっしりしたものは食べたくなかったので
好きなお蕎麦を食べることにした。

蕎麦はけっこう好きな方であちこちのお店へ出掛ける。
酒はちょっとしか飲めないのだが、蕎麦屋の酒の肴は
美味しいんですよ。
特に肴の旨い店はお酒も美味しいそうだが僕は特に日本酒がダメ!

昨夜は「たかま」という天神橋7丁目にある蕎麦屋へ初めてお邪魔した。
写真の通り、店構えはこれだけしかない!暖簾もないです!
最近の蕎麦屋はこんな雰囲気の店が多いが、建築で言う「ミニマルモダン」な店構え。
店の女将さんは遠くから来る人が多くて、近所の人はあまり来ないと言ってた。

土地柄、こんな雰囲気なかなか入りにくいんじゃないでしょうかね。
場所も駅から少し離れてるし。。
で、肝心の味の方は?   美味しい!です。また行きたい店です!
蕎麦はもちろんですが、特に子持ち鮎煮、蕎麦味噌、そばがき、いい味です。
蕎麦湯も濃厚タイプで鴨汁なんかで割るといいですよ!

     

特に嬉しかったのが「ホヤの塩辛」があったこと。
関西ではあまり見かけませんが、多分酒飲みには堪えられない肴でしょう!
東京の両国にある「ほそ川」という蕎麦屋の「ほや」も濃厚で美味でしたが
こちらの店のは「ひも」のところ使っているのでどちらかといえばあっさりタイプです。


これが「ホヤの塩辛」。ホヤは東北地方でよく食べるようですが
味の方は「海鼠腸」によく似てます。日本酒にぴったしです。

火曜日が定休日ですが、夜は蕎麦が売り切れ次第閉店です。

「たかま」  06-6882-8844

大阪市北区天神橋7-12-14グレーシィ天神橋ビル1号