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2016年5月14日土曜日

初夏の野草たち



一昨日、大阪から電車で1時間ほどの計画地を見に行きました。

山間の静かな場所です。
日当たりもよく、隣地は公園で、野鳥たちの囀りが途切れなく響き渡ります。
眼を閉じれば、天国にいる気分。(もちろん天国なんてどんなところか知りませんが。)

計画では、その公園にある、大きな木を如何に取り込むかが
ポイントのような気もしました。

起伏のある公園には、小さな草花がたくさん咲いています。

最初に目についたのが、キク科の「コウゾリナ」
辺り一面に咲いています。















タンポポの仲間です。

それから地面にもう少し顔を近づけると
目立ちませんが、小さな花々が一生懸命咲き誇っています。

こちらは「ミヤコグサ」




















なんでも京都にたくさん咲いていたからこの名前がついたそうです。
本当のところはわかりませんが。。。。
マメ科の植物ですね。独特の花弁のカタチです。

そして「ニワゼキショウ」




















アメリカ 生まれの帰化植物。
可憐な小花です。花の大きさも1cm未満。。。
地下茎を使って繁殖します。だから群生して咲くようです。
でも虫たちが受粉してくれると1日で枯れてしまうそうです。
咲いてる雰囲気からすると日本ぽくないですね。

植物たちの目線になって、眺めてみると
また面白い風景が見えてきます。

気持ちが和む現地調査でした。



2012年11月28日水曜日

嵐を呼ぶ男?



またまたアクシデントに遭遇してしまった。

3連休の間、紅葉見物でごった返す京都での建築家展に参加した後
3人のクライアントの方々とそれぞれ打合せを予定していたので、
月曜日の早朝、和歌山県新宮市へ向かう特急に乗り込んだ。

前日の夜、天気予報で和歌山県南部は雷を伴う雨の予想。。。
それくらいは別に大したことではない、大丈夫だろうとのん気に構えていたが、
白浜辺りに近づくとにわかに雲行きが怪しくなってきた。
窓の外を見ると、木立が大きく揺れ、雨が空から降るのではなく
真横に降っている。

嫌な予感がした。

前々回、クライアントのUさんにプレゼンするため、新宮へ向かった折、
人身事故のため特急電車は2時間遅れ、その後途中駅で運行打ち切り。
串本駅から各駅停車で新宮へ向かい、結局8時間もかかって
夕方4時近くにやっと新宮へ着いた。。。
なんとなくまたそんな羽目になるんじゃないか。。。

案の定、電車は周参見(すさみ)駅辺りから突風のため徐行運転。
一駅進んでは様子をみながらゆっくりゆっくり動く。
結局数駅過ぎた「和深駅」で30分程様子を見ていたが
「串本駅から迎えのバスがこちらへ向かってます」と
車掌のアナウンスが流れ、電車は運転休止。。。
「またかよ。。。」と思いつつ、Uさんにメール。
「暴風雨で電車が動きません。。。済みません。。」




























車窓から見える目の前の荒れ狂う海岸線
線路のすぐ下がこんな状況だとさすがに
電車は海岸線走れません。

串本駅まで迎えに行きますとUさんから連絡を頂いた。
駅まで迎えに来ていただき、車中でご夫妻から
「こんなアクシデントに再三巻き込まれる人も珍しい」と
「自分達は生まれてからずっとこの街に住んでるけれど
一度もそんな目に遭遇したことはない」と大笑いになってしまいました。。
スタッフのM君も新宮へ向かって大雨のため電車が動かず
白浜駅からバスで向かったこともあります。。

ホンマに嵐を呼ぶ男、いや事務所やな。。。

以前からクライアントのUさんやMさんには台風の時に
どんなに凄いのか一度新宮へ行ってみたいと話してましたので、
そういう意味では丁度よかったかもしれません。
設計するにあたり非常に参考になりました。

嵐が過ぎ去ったその夜、Uさんご家族と初めて食事をご一緒した。
お互いの生い立ちや生き方、住まいに対する思いなど
時間を忘れて話し合いました。
新宮に来るといつもこんな夜になってしまいます。。

2011年6月26日日曜日

夕陽と夕焼け空



雑誌の整理をしていたら南の島の美しい夕陽の記事が出てきた。

今日は夕焼けのことを書こうと思ってた矢先、
台風の影響かにわかに曇ってきてとうとう雨が降ってきちゃった。

夕陽や夕焼けは日が沈むとか、終わっていくことなどあんまりいい意味で使わないようだけど
世界中のどこかで必ず日が沈み続け、反対方向からは日が昇ることを繰り返しているわけだから
別に悪いことではないと思う。

むしろ美しい夕焼けは心を豊かにしてくれるし、建築なんかやってると、どうにかしてその夕陽を
建物に取り込んでやろうとか考えたりするもの。こちらは淡路島の西海岸から見た四国へ沈む夕陽。

           
色々な場所で美しい夕焼けを見ましたが、その土地ではならの夕焼けがあり感動します。
下の写真は岡山、「櫻山居」の玄関土間の壁に差し込む夕陽。ある季節の一瞬だけ細い帯となって
壁を照らします。
           
これも櫻山居の夕焼けですが、日本夕陽100選になっている場所だけにすばらしい光景が出現します。
           
所変わってこちらはハワイの夕焼け。マウイの対岸にあるカホラゥエ島方向に沈む夕陽。
この写真を撮ったあと沖で鯨がジャンプしたのですが、シャッターチャンスを逃してしまった。
           
下の写真はボルネオ島コタキナバル市のタンジュンアルビーチから見た夕焼け。
ここは絶景の夕焼けが見られます。水平線に雲が立ち上がってます。                   
           
最後はバリ島スミニャックのビーチから見る夕焼け。
観光客や地元の人が海岸をそぞろ散歩します。波打ち際も夕陽に染まります。 
           
こんな美しい夕焼けをたくさん見たのだから、明日から気持ちを切り替えて頑張りましょう!


いつかアフリカでサハラ砂漠とサバンナに沈む夕陽を見てみたいなあ。

2010年6月12日土曜日

暖地桜桃



自宅近くのコンビニ前にある1本の桜の木。
今まで気が付かなかったのだが、今年はこの桜の開花が
少し早いなあと感じていた。
ソメイヨシノよりも早く咲いていて、日当たりのせいで早いのだろう
ぐらいに思っていた。

数日前から、この木の前のコンビニ行く度に「サクランボ」のような
赤い実がチラホラと茂った葉の間から見える。

ひょっとしてサクランボ!?
あわててカメラのシャッターを切った。
ちょっと小ぶりだけど、どう見てもサクランボだぞ。


木立を見上げてよく見ると、数は多くないがあちこちに赤い実や黒っぽい実が。
黒っぽい実なんかアメリカンダークチェリーの子供みたいなヤツだし。
飛来する鳥達のためにもぎ取るのは止めましたが、こんな街中にも
命の営みがあるんですね。
ただ近所にあるソメイヨシノの葉と比べてみると、葉のトゲトゲがちょっと少なくて
大振りの葉っぱです。

左がサクランボらしき実がなってた街路樹、右はソメイヨシノ。
色々調べてみると、どうも「暖地桜桃(だんちおうとう)という中国実桜という種類らしい。
「佐藤錦」や「高砂」などのサクランボとはまったく違うもので、花の開花時期も
1ヶ月ほど早いらしい。どおりで桜が咲くのが早いなあと感じたわけだ。
もちろん実は食べられるそうですが、鳥達のためにそっとしておきましょう。
3月のブログにも書きましたが、桜の開花と間違ったベニバスモモ(紅葉桜)という
ソメイヨシノより早く咲く品種があることを知りました。
都会の自然もよくよく観察してみると、新しい発見がたくさんあって嬉しくなります。
余談ですが、私の住む集合住宅の管理人さんが、シンボルツリーである「クロガネモチ」の
大木が今年は花をたくさんつけたので、植木屋さんに植えて8年経ってやっと土になじんだと
話したら、いやいや植物はもうだめだと思ったら、最後の力を振り絞って精一杯花を
咲かせることがあるからひょっとして枯れるかも。。と脅かされたと言ってたのですが
どうやらこちらも本当に根を張って、元気になったようでたくさんの赤い実を付けてます。
自然観察する気持ちの余裕を常に持たなくてはなりませんね。









2010年3月12日金曜日

 もうサクラが満開!?


大阪駅前第一ビルにある中央郵便局で所用を済ませ、
たまには地上を歩いて事務所に帰ろうかなと外に出たら
エッ 桜が満開!?と思うほど枝一杯に薄ピンクの花びらが
付いているじゃないですか!

通りを歩く人も珍しそうに写真を撮ってる。
でもよく見ると花弁が少し小さい。

  

やはりピンクは春を感じる色です。 本当に心なごむ風景ですね。
     
こんなに早く桜が咲くはずが。。。と思いつつ近くの幹に吊るされた名札を読んでみると
ベニバスモモ(紅葉李)と書かれてありました。別名赤葉桜というらしい。
西南アジア原産のスモモの雑種だそうです。


でも久ぶりに春の気配を感じました。道路向かいのヒルトンウエストの花壇では
クリスマスローズが赤紫のかわいらしい花を一斉に咲かせてました。

そうそう昨日も事務所のナナミノ木に「メジロ」が飛来しているのを見かけました。
梅田のど真ん中にもこんな自然があるのだなと感心した一日でした。


ベニバスモモはバラ科の花だそうです。



2009年11月30日月曜日

黄葉



先日から集合住宅のプロジェクトで前庭に植える黄葉(こうよう)する高木を探していた。
紅葉ではなく黄葉する樹木が欲しく、植物図鑑などで調べていたのだがイメージに合う
高木が見つからず、やはり「カエデ」しかもノルウェーカエデあたりがよいのかと考えていた。

今日は緑地公園にある[中央工学校OSAKA]で卒業制作の授業があり、
改札を出て紅葉も終わりに近づいた緑道の落ち葉を踏みしめながら学校へ向かった。
教室の窓の向こうには緑地公園の美しい風景が静かに佇んでいる。

授業の合間に公園の風景はよく見ているつもりだったのだが、あらためてその景色を見てみると、
こんなに素晴らしい場所が、学校と道路1本隔てた向こう側に広がっていることに驚いてしまった。

午前中の授業が終わり、カメラを片手に公園を散歩してみた。そうしたら日本と思えぬ風景が
そこここに点在していたのだった。


紅葉、黄葉、褐葉の違い皆さんご存知だろうか?
調べてみると葉に含まれるクロロフィルが寒くなり日照時間が短くなると分解される。
葉柄の付け根に離層という水分を通しにくい組織ができ葉で作られた糖類やアミノ酸類が
葉に蓄積しその糖から光合成を利用して新たな色素が作られる。その過程で葉の色が
赤や黄色に変化し紅葉が起こるらしい。

赤色は「アントシアン」によるもので秋に蓄積したブドウ糖、蔗糖と紫外線の影響で発生する。

黄色は「カロテノイド」による。春から夏にかけては葉緑素の影響で視認できないが秋に
葉緑素が分解されることで目に付くようになるらしい。

褐葉は黄葉と同じ原理らしいのだがタンニン性の物質(クロロゲン酸など)やそれらが複雑に
酸化重合したフロバフェンと総称される褐色物質が目立つためらしい。


まあ科学的なことは別にしてもどうですこの美しさ。因みにこの黄葉しているのは
「フウ」という木です。別名「タイワンフウ」マンサク科の落葉高木です。
「フウ」は緑の葉から黄葉し最後は褐葉になって落葉するそうですが
この木は木勢もりっぱでとてもゴージャスな感じがします。


神戸でプランを依頼されている住宅の周辺調査をした際、やはりこの「フウ」の木が
気になり、計画の一部にこの木が見える風景をどう切り取ろうか悩んでいることもあるのですが、
とりあえず探してた黄葉する高木は「タイワンフウ」が一番よさそうです。
早速設計会議で報告しなくては。

フウの葉が緑から黄色に変化していきます。  こちらは緑道から緑地公園駅へ向かう並木。

学生諸君!こんな素晴らしい環境で勉学が出来るのだからもっと頑張りましょう!
お昼ごはん教室で食べないで紅葉した木々の下で食べたらもっと美味しいと思うけどなあ。



2009年7月14日火曜日

 
事務所の前庭には1本のナナミノ木があります。
いつもはスズメたちが羽を休める場所になったり、
キジ鳩が巣を作ろうと、様子をうかがいに来る木です。
ここ数日、数匹のクマゼミが地中から羽化し、
木の枝にじっとして羽を休めてます。
私のテーブルの前にその木があるので、
蝉がいることは確認できるのですが、
雌と雄が混在しているから鳴いてもよさそうなのに
まったく鳴きません。
蝉がいることに気が付いてから数日経ちますが一度も鳴きません。
そういえば自宅のマンションの庭にも蝉はたくさんいるみたいですが
あまり鳴き声は聞こえません。
毎年うるさくて静かにしてくれ!と叫びたくなる季節なのですが
なんだか静かなんですよね。
梅雨明けしないと鳴かないとか、大阪の蝉は組合かなんかあって
一斉に鳴く日を決めているのでしょうか?
鳴かない蝉をガラスの向こうに見ながら
仕事をするのも不思議な気がします。


フランスのプロヴァンス地方では蝉は「縁起のよい生き物」として
布地や陶器、はてはブリキのおもちゃまで作られています。
鳴き方もクマゼミのような騒々しいものではなく
「チッ、チッ、チィ」とかわいらしく鳴きます。
この蝉たちも事務所に仕事を運んできてくれると嬉しいのだけど。。