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2016年10月10日月曜日

「luxe」な日々



駆け足で過ぎ去っていく日々。

少し立ち止まって、じっくりと考えたい事もあるし、
感傷に耽りたい時もあるのに
時間はそれを許してくれそうにない。

これでよいのかと自問自答の日々だが、
また新しく考えねばならない事が、
終わりのない達磨落としのように目の前に現れます。

それが宿命なのかも知れません。
しかし、追われている時の方が良いアイデアが生まれます。

切羽詰まると、頭の中がフル回転するのか、
普段使わない脳の領域までが動員される。
そしてプレゼン間際には何とか提案できる内容がまとまるもんだ。。

集合住宅は計画から完成まで、それなりの時間がかかる。
計画時に頭を悩まし、悪戦苦闘していたのに、いざ完成してみると、
その悩み抜いたプロセスが何だったかわからないくらい
当たり前のように立ち上がっている。

この建物は滑らかなガラスのラインが周辺の風景をどのように写し込み、
己自身の姿かたちを曖昧にしてくれるのではないかと想像していたが、
出来上がってみると、むしろその存在感を際立たせる景観になっていた。

「luxe」をコンセプトテーマに、阪急沿線に相応しい、
賃貸集合住宅を内外部も含めデザインしようと考えた。

































入居が始まり、この建物に住まわれる方が
その空気感をどのように受け止められるのか
楽しみになってきた。








































































新たな集合住宅プロジェクトが吹田市江坂でスタートした。
江坂に存在する岡本太郎氏の作品コンセプトに呼応することを
デザイン主題にした建物だ。









2014年8月4日月曜日

階段



「新しい京都時間の佇まい」はよりよい住まいを目指したいという
お施主様のご要望もあり、あちらこちらを変更したり、
スペックを上げたりと、その間の打合せに相当時間を費やしました。

数日前やっと鉄骨階段が取り付けられました。
キール構造(竜骨)の階段で、どちらかいえば私が得意とするデザインです。
段板を受けるための鋼板は薄っすらと弧を描くように計画しました。
普通、階段は登る方向とか、側面が顔になるのですが、
ここではあえて、階段の裏側を顔としてデザインしています。
玄関ホールからリビングに入ると、
正面にいきなり階段の裏側が見えることになります。
それが2階の南棟と北棟を結ぶ空中歩廊と交差するカタチに配置してあります。
仕上は完成した時のお楽しみの一つかもしれません。
階段の踏み板はお施主様が選ばれました。
ほとんど黒に近いオスモのエボニーブラックをウォールナットの単板に塗り
ブラッシング仕上げ(うずくり仕上げ)した特注品です。

これからどんどん仕上げ工事に入って行きますが、
お施主様のイメージされている仕上げに近づけるため
打合せが毎週続きます。


















同じような位置から制作したCGも参考に
アップしておきます。














色々と検証するためのCGも数多く制作していますが
CG担当スタッフはよい経験をしていると思います。

今年も半年以上過ぎ、完成引渡しが増えてきて、
現在は福井県敦賀市、京都市、和歌山県新宮市、北摂で施工中の住宅4棟、
それに大阪市北区の集合住宅と少し落ち着いてきました。

2011年2月27日日曜日

SHOTBAR TSUTAYA






昨晩友人達と食事を楽しんだ後、帰り道が一緒だった一人と
いつもなら新大阪で下車するのだが、少しほろ酔い機嫌で(ワインを3杯も飲んでしまった!)
東三国まで行ってしまった。
友人いわく以前からずっと気になる店が東三国にあるという。
バーなんだけど、一人で入る勇気がなかったのでいつも店の前を通るだけだという。
じゃあ今日は一人ではないし、ちょっと寄ってみるかということになった。
ここだと案内されて驚いた!

このショットバー実を言うと23年前に僕がデザインした店なんです。
丁度独立するかしないかで悩んでいた頃。
お話をいただいて、お酒を飲めなかった僕はそれでもあちこちのバーへ
勉強のために出かけました。
そして考えて考えて作ったのが写真の店。名前は「SHOT BAR TSUTAYA」といいます。

お話を伺って感動したのは出来るだけ当時のままを残したいと、
手を加えずにずっとメンテナンスをしていたそうです。
23年前に取り付けた照明器具は特殊な電球を使ったものもあり、
球切れするとすぐには電球が手に入らないので、常に予備球をキープしているそうで
カウンターテーブル(栃の一枚板)はピカピカに磨かれてていて、
本当にお店を大事にされているのがわかりました。
オープン当時とまったく変わってない光景に当時の色々な事を思い出しました。
お店のマスターもママも当時の出来事を一つ一つを覚えてくれていて。。

正直涙が出そうになりました。嬉しかった。こんなにお店を愛していただいて。。

当時生まれたばかりのお嬢さんは大学を卒業され今はもうお勤めとのこと。
そんなに時間の経過があることも僕は忘れていました。

建て替えのため取り壊すことになって、譲っていただいた
事務所の黒御影石ロングテーブル。23年前のものです。
このショットバーの前にデザインしたカフェのテーブルでした。
そのカフェを見に行かれてこのバーのデザインの依頼があったのです。

なんだか「ずっと、ずっと」繫がっていることを実感しました。
そして、僕はとても幸せだと思いました。