2015年6月19日金曜日

タブラオ



今年は何か海外にご縁があるのだろうか。
色々な出会いも少なからずあるし、
私たちの仕事が海外ウエブサイトで紹介されたり、
7月にはイタリアトスカーナからお客様もいらっしゃる。
ひょっとして海外での仕事が舞い込むかも知れない。

この数年、忙しすぎて海外に出かける機会は少なく、
何かこの悶々とした、惰性の日々を解消してしまいたい。

どこの国、どの場所へ行きたいということは無いのだけど
何か刺激のある場所がいいかな。
そんなことを思いながら過去の旅行先の写真を整理していた。

1枚の写真には色々な思い出が詰まっている。

あるフラメンコの写真が目に止まった。

場所はマドリッドのタブラオ
「CORRAL DE LA MORERIA」
マドリッドを代表するタブラオで、
一流フラメンコダンサーが出演する店らしい。




















































写真の彼女のダンスは大らかで、ゆったりとしスケール感のある
とても魅力的なショウだった。
大人の女性の成熟した色香が漂い
情熱的な赤に白のドット模様のドレスが、
少し小麦色の肌に似合っていてとても魅惑的。

フラッシュを使わないで撮影しようとすると、
フラメンコは動きが早くて、シャッターを切ってもピンボケになるのだけど、
彼女はピシッと決めポーズをしてくれるので助かった。
タブラオはショーが始まるのが遅くて、午後11時過ぎがスタートで
深夜2時頃に終わる。
頭の中は半分寝てるので、意識が朦朧としている。
そんな中でギターや男性のハスキーな歌声、カスタネットの響きなどが
ハイの状態の中で体中に響き渡る。

主役のフラメンコダンサーが出演する頃には
もう何がなんだかわからない状態で、
シャッターを押し続けた。







































この店の空気はとても心地よかった。
さほど大きくない店で舞台も目の前にある。
ダンサーの息遣いも間近に聞こえてくる。
ライティングが絶妙で、白い壁に踊り子のシルエットが
幾重にも映り込む。
直接ダンサーの踊る姿を見るよりも
壁のシルエットを追い続ける方が、何かタブラオらしかった。
そのシルエットにピントを合わせてシャッターを何枚も切ったのだが、
残念ながら、映り込んだものは何だかサッパリわからない影ばかり。

それにしてもショウが終わり、深夜人気の少ないマドリッドの街で
タクシーを拾うのはさすがに怖かった。

0 件のコメント:

コメントを投稿